いいから、もうしゃべるな [いいたい放談]
おそらく、自民党関係者は柳沢厚労相に対してそう思ってるのではないでしょうか。
「女は産む機械」発言に続いて、「若い人たちは結婚して、子どもを2人以上持ちたいという
極めて健全な状況にいる」と発言しちゃいました。
後者については調査結果に基づいた発言ではあるんですが、なにを根拠に「健全」というのか
というのが問題視されています。出生率向上に寄与する数字だからでしょうか。
野党のコメントは言葉の揚げ足取りととれなくもないですけど、こんなときは何を言っても
逆効果でしょう。国政運営を考えるなら口にチャック(死語?)すべし。
価値観の多様化(が本当かどうかは疑わしいですが)がいわれている時代に、臆面もなく
こんな発言ができるのは、政治家にありがちな厚顔無恥さゆえなのか、そもそも価値観が
ずれてしまっているのか。どっちでしょうね。
そもそも、政治家がどれだけ少子化対策を本気で考えているかは疑わしいところです。
いったいどれだけの政治家がこの国の現状と未来を憂えているのでしょう。そのために
なにかをしようという志があるのでしょうか。やれ財源がないだのなんだので結局のところは
何の進展もないように思えます。
己の国会議員という立場の保持と、そのために選挙に勝つための地元や出身省庁への
利益誘導が議員の仕事だと勘違いしているように思えてなりません。
まあ、まだ生まれてもいない’国民’のことを考えても、その’国民’が選挙権を得る頃には
自分はとっくに引退して老後の蓄えで悠々自適な生活をしてる(或いは棺桶の中)でしょうから
直接の痛みはないので、いまひとつ切迫感がないのではないかと。
個人的には今の政治家、官僚がなにか日本のためにするということは全く期待していません。
せいぜい小市民的に老後の蓄えにでも励もうかと思ってます。
或いは語学力をつけて、未来に展望の持てない国に見切りをつけて、ニュージーランドにでも
移住するか。。。
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