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「空海と密教美術展」に行ってきました [日記]

上野公園にある東京国立博物館・平成館で開催中の「空海と密教美術展」に行ってきました。
http://kukai2011.jp/

平日の夕方だったんですが、予想以上に混雑していました。でもじっくり待てば見られる程度の混み具合でした。

4章構成になっています。
 1章 空海
 2章 入唐求法
 3章 密教胎動
 4章 法灯

やはり見どころは空海の仏教求道の宣言書で空海直筆の「聾瞽指帰(ろうこしいき)」、空海が唐から高野山に向かって投げたという「飛行三鈷杵(ひぎょうさんこしょ)」、そして密教といえば「曼荼羅図」でしょう。

1000年以上前のものが紙で残っているだけでも信じられないんですが、「聾瞽指帰」は虫食いもなく字体も鮮やかでした。(経年で巻物が弓なりになっているのにはビックリしました)

曼荼羅図はさすがに色褪せていましたが、顔を近づけてよく見てみると、緻密な線画と華麗な彩色が見事でした。

最後の仏像曼荼羅は壮観でした。仏像にもインドっぽさを色濃く残しているものもあれば、「日本人化」しているものもあり、興味深かったです。

しかし、空海が入唐して2年(つまり修行も2年)で密教界の最高位・阿闍梨の位を授けられたというのは本当なんでしょうかね。
まだupしていませんが、鯨統一郎さんの「新・日本の七不思議」の中の「空海の不思議」で面白い説を表明していました。状況証拠だけ揃えてみると、こんな説もありかなと素人には思えてしまう。。。

久し振りの美術展でしたが、満喫しました。

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