SSブログ

山口幸三郎さん「探偵★日暮旅人の探し物」 [本☆☆]


探偵・日暮旅人の探し物 (メディアワークス文庫)

探偵・日暮旅人の探し物 (メディアワークス文庫)

  • 作者: 山口 幸三郎
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2010/09/25
  • メディア: 文庫



探偵ものかと思ったら、違っていました。

保育士の山川陽子はある日、保護者の迎えが遅い園児・百代灯衣を自宅まで送り届ける。灯衣の自宅は治安の悪い繁華街にあり、日暮旅人と名乗る灯衣の父親は探し物専門の奇妙な探偵事務所を営んでいた。澄んだ目をした旅人と、人形のように美しい灯衣。名字の違う不思議な親子に興味を惹かれた陽子はたびたび事務所を訪れ、旅人が持つ能力を知ることになる。音、匂い、味、感触、温度、重さ、痛み。旅人は、目に見えないモノを“視る”ことで探し物をしているというのだが―。
(「BOOK」データベースより)

視覚以外の五感を失った日暮旅人が、その代わりに得た特殊能力で失くし物を探す探偵として活躍する物語です。

ヤンキーのような旅人の助手、裏世界で生きているような旅人の主治医など、アウトサイダーたちが集まった登場人物たちですが、暴力シーンはなく、事件らしい事件も発生しません。
ただ、大切なものを失くしてしまったという依頼を受けて探し物をします。ヒューマンドラマなんでしょうか。

シリーズ1作目ということなのか、旅人の能力や登場人物たちの紹介がメインになっているように感じました。
それと、保育士の山川陽子が失くしてしまった、子どもの頃から大切に持っているキーホルダーが旅人との関係を繋げる鍵になるように思いました。

続編、どうしようかな。

nice!(17)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 17

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。