坂木司さん「僕と先生」 [本☆☆]
『先生と僕』の続編です。タイトルややこし。
「レディバード」「優しい人」「差別と区別」「ないだけじゃない」「秋の肖像」「指先の理由」の6編が収録されています。
こわがりな大学生・二葉(でも、推理小説研究会所属!)と、ミステリ大好きな中学生・隼人が、日常に潜む謎を鮮やかに解決した『先生と僕』から、少し「おとな」になった二葉と、ますます頭脳が冴える隼人が帰ってきた!
(「BOOK」データベースより)
中学生でアイドルのような美少年でミステリマニアの隼人と、ひょんなことから隼人の家庭教師を勤めることになった平凡な大学生の二葉による「日常の謎」系ミステリです。
ほのぼのとした隼人と二葉の遣り取りが楽しいです。
前作ではどこか世の中を斜めに見ていた隼人が本作は落ち着いたという印象です。
「レディバード」で登場した謎の人物が他の作品でも登場します。『ホームズ』のモリアーティ教授のような存在になるのでしょうか。
ところどころで挿入されるイラストは必要なんでしょうか?
『先生と僕』、『僕と先生』でシリーズ第3弾はどんなタイトルになるのでしょうか。
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