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吉田修一さん「橋を渡る」 [本☆]


橋を渡る (文春文庫)

橋を渡る (文春文庫)

  • 作者: 吉田 修一
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2019/02/08
  • メディア: 文庫



うー、なにが言いたかったのかさっぱりわからない作品でした。

「春-明良」「夏-篤子」「秋-謙一郎」「そして、冬」「エピローグ」という章立てになっています。

新次元の群像ドラマ、ここに誕生!
ビール会社の営業課長、明良。部下からも友人からも信頼される彼の家に、謎めいた贈り物が?
都議会議員の夫と息子を愛する篤子。思いがけず夫や、ママ友の秘密を知ってしまう。
TV局の報道ディレクター、謙一郎。香港の雨傘革命や生殖医療研究を取材する。結婚を控えたある日……
2014年の東京で暮らす3人の選択が、未来を変えていく。
(出版社HPより)

「春」「夏」「秋」は2014年の出来事が登場人物たちの日常とともに描かれます。
そして「冬」は70年後の世界が描かれます。

サラリーマン、都議会議員の妻、テレビ局のディレクターとつなぐ章は群像劇といえるかもしれません。それぞれが心配事をかかえ、ディレクターの謙一郎に至っては取り返しのつかないことを起こしてしまいます。

どうなるんだ、とページを繰ったら70年後に飛んでいる謙一郎が見た世界。

格差、現代の奴隷制度などを描こうとしているのかもしれませんが、なんだかとっ散らかった印象しか残りませんでした。
(一応、エピローグでそれまでの様々を回収しているんですが「それじゃない」感が)

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