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ハウスオブローゼさんから株主優待品をいただきました 2020夏 [株主優待]

ありがとうございます[わーい(嬉しい顔)]

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アロマモイスチュア ハンドクリーム、アロマセット ボディウォッシュ&バブルバス、アロマルセット バスビーズの3種類です。

去年まではミント関係の商品があったのですが、夏が終わるまでに使い切れなかったことがあったのでこちらのほうがいいかも。
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河野裕さん「さよならの言い方なんて知らない。」 [本☆☆]


さよならの言い方なんて知らない。 (新潮文庫nex)

さよならの言い方なんて知らない。 (新潮文庫nex)

  • 作者: 河野 裕
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/08/28
  • メディア: 文庫



「架見崎」シリーズ第1作です。
表紙と内容とにすごいギャップがあります。

あなたは架見崎の住民になる権利を得ました――。高校二年生の香屋歩の元に届いた奇妙な手紙。そこには初めて聞く街の名前が書かれていた。内容を訝しむ香屋だが、封筒には二年前に親友が最後に残したものと同じマークが。トーマが生きている? 手がかりを求め、指定されたマンションを訪れると……。戦争。領土。能力者。死と涙と隣り合わせの青春を描く「架見崎」シリーズ、開幕。
(出版社HPより)

「階段島」シリーズを想像すると全く逆の方向性に面喰うかもしれません。

架見崎という異世界に飛ばされた主人公が射撃・強化といった能力と敵を倒すことで得られるポイントといったゲーム的要素の中で生き延びようとする物語です。

陣取り合戦のようなゲームは「信長の野望」で少しかじりましたが、基本的に興味のないものなので、ややこしいポイントの話や能力をどう活かすかといったくだりは斜め読みして、駆け引きやアクションシーンを楽しみました。

ただ、やはりこの手の作品は苦手なことに変わりはないので続編は手に取らないと思います。

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吉田篤弘さん「おやすみ、東京」 [本☆☆]


おやすみ、東京 (ハルキ文庫)

おやすみ、東京 (ハルキ文庫)

  • 作者: 吉田 篤弘
  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • 発売日: 2019/09/14
  • メディア: 文庫



吉田さんらしい不思議な読み心地の連作短編集です。

「びわ泥棒」「午前四時の迷子」「十八の鍵」「ハムエッグ定食」「落花生とカメレオン」「ベランダの蝙蝠」「羽根の降る夜」「ふたつの月」「星のない夜」「青い階段」「星は見ている」「最後のひとかけら」の12編が収められています。

この街の夜は、誰もが主役です。夜空色のタクシー、よつかどの食堂、倉庫番の元バーテンダー、月夜のびわ泥棒――都会の夜に魔法をかける、幸福な長編小説!
(出版社HPより)

初めは登場人物がバトンを渡すように短編が続いていくチェーン・ストーリイかと思いました。
読み進めるうちに登場人物たちが東京の夜を舞台に有機的に繋がっていく物語だったと理解しました。

映画監督の思い付きの小道具を深夜に探す調達屋、元バーデンダーの倉庫番、タクシーの運転手、電話相談室のオペレーター、探偵、電話を回収する女、深夜食堂の4人の店員などが過ごす東京の夜━1時頃━が描かれます。

なにかを探していて、誰かに出会い、そこからの繋がりが生まれ━とまるで脳細胞が繋がるように有機的な拡がりが物語の中で展開していきます。たまに交差したりしてささやかなネットワークを楽しむことができます。

なんともいえず穏やかな気分にさせてくれる物語です。

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川瀬七緒さん「女學生奇譚」 [本☆☆☆]


女學生奇譚 (徳間文庫)

女學生奇譚 (徳間文庫)

  • 作者: 川瀬七緒
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2019/07/05
  • メディア: 文庫



もうタイトルだけでワクワクしてしまいます。そして読み応えがあり、物語を堪能できます。

フリーライターの八坂駿は、オカルト雑誌の編集長から妙な企画の依頼をされる。「この本を読んではいけない……」から始まる警告文と古書を、竹里あやめという女が持ち込んできたのだ。その古書の本来の持主である彼女の兄は数ヶ月前に失踪、現在も行方不明。このネタは臭う……八坂は、タッグを組むカメラマンの篠宮、そしてあやめとともに謎を追う。いたずらか、狂言か、それとも――。最後まで目が離せない、サスペンスミステリー!
(出版社HPより)

『この本を読んではいけない。過去に読んだ者のうち五人が発狂し、二人が家から出られなくなり、三人が失踪している。 もう一度警告する。ただちに本を閉じよ。』という警告文は夢野久作の『ドグラ・マグラ』みたいです。
それだけで読書欲を掻き立てられます。

昭和初期の頃に女学生が書いたという作者不明の手記風の古書をめぐって真贋鑑定を手始めに、古書の内容から当事者を探し出し真相に迫ろうとします。
失踪した依頼人の兄はどこへ行ったのか。古書との関係は何なのか。

オカルトホラーで始まって、硬質なミステリが展開され、サスペンスへと続きます。挿入される『女學生奇譚』が狂気じみた雰囲気をまとっていてページを繰る手が止まりません。

明かされた組織というのがやや拍子抜けだったものの、辿り着いた真相の衝撃度といったら…。

メンタルの弱っている人は読まないほうがいいかもしれません。

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ドゥバイヨル(DEBAILLEUL)のチョコレート [お店]

ベルギーのチョコレートブランド、ドゥバイヨルのチョコレートです。

https://www.kataoka.com/debailleul/

サンタンデール(コロンビア)カカオ85%
タンザニア / サントメ カカオ73%

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同じカカオ成分のチョコレートと食べ比べしても香りの違いがわかります。
高いんですが、ひとかけでも満足できます。

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東川篤哉さん「かがやき荘西荻探偵局」 [本☆☆]


かがやき荘西荻探偵局 (新潮文庫)

かがやき荘西荻探偵局 (新潮文庫)

  • 作者: 東川 篤哉
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/04/26
  • メディア: 文庫



東川さんの新シリーズです。東京西部を舞台にした作品が多いのは土地勘があるため?
そのうちカメオ出演とかあるんでしょうか。

「かがやきそうな女たちと法界院家殺人事件」「洗濯機は深夜に回る」「週末だけの秘密のミッション」「委員会からきた男」の4編が収められています。

西荻窪のシェアハウスで暮らす、葵、美緒、礼菜。お金も色気もないアラサー女子三人組が、探偵やるなら滞納家賃は相殺という話に飛びついた。杉並大豪邸の事件、深夜に回る洗濯機の怪、週末だけの秘密ミッション、「西荻向上委員会」からきた紳士……。謎解きは時々ぐだぐだ酒宴と化すけれど、あれ? 解決のヒントが! ゆるめな推理が心地よいミステリー。
(出版社HPより)

大富豪の女性刑事と毒舌執事のコンビとか、架空の町(烏賊川市)を舞台にした探偵ものなど設定とアイディアとくすっと笑える小ネタとしっかりとしたミステリが好きで読んでいたのですが、本作は小粒な印象です。

シェアハウスで暮らすアラサー女子三人組が滞納した家賃代わりに家主の法界院から持ち込まれる謎を解くのですが、派遣されるのは女性当主の遠戚の秘書見習いの成瀬啓介です。

店子の女子たちと成瀬啓介とのおとぼけ会話がユーモアミステリのユーモア部分なんでしょうが、普通の市民同士の遣り取りにギャップが生じることがなく、東川さんらしいバカミスは影を潜め、平凡なミステリになってしまっています。

ミステリの仕掛けは4編とも違っていて、なかなか凝っているだけに残念な感じが否めません。

是非とも「JR中央線界隈で絶大な権勢を誇る法界院財閥」の会長の法界院法子にお出ましいただきたいです。
続編に期待します。

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ワイン食堂 旅する子ブタのハンバーグ [お店]

グランルーフフロントってどこ? と思ったら東京駅八重洲口地下なんですね。前は違う通り名だった気がします。

ワイン食堂 旅する子ブタ 東京 グランルーフフロント店でトマトとモツァレラチーズのハンバーグ(ライス・スープ・オニオンロースト付)をいただきました。

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ハンバーグのジューシーさとトマトの酸味、モツァレラチーズのコクの組み合わせがいいです。
オニオンローストは食べづらいけどしゃくしゃくして甘みが出てて好き。

つけあわせのフライドポテトが多い! 半分でいいです。

ご馳走様でした。

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恩田陸さん「失われた地図」 [本☆]


失われた地図 (角川文庫)

失われた地図 (角川文庫)

  • 作者: 恩田 陸
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/08/23
  • メディア: 文庫



世界観など途中までは面白かったんですが、まあ、恩田陸さんらしいといえばらしい作品です。

「錦糸町コマンド」「川崎コンフィデンシャル」「上野ブラッディ」「大阪アンタッチャブル」「呉スクランブル」「横須賀バビロン」「六本木クライシス」の7編が収められています。

錦糸町、川崎、上野、大阪、呉、六本木・・・・・・。
日本各地の旧軍都に発生すると言われる「裂け目」。
かつてそこに生きた人々の記憶が形を成し、現代に蘇る。
鮎観の一族は代々、この「裂け目」を封じ、記憶の化身たちと戦う“力”を持っていた。
彼女と同じ一族の遼平もまた、同じ力を有した存在だった。
愛し合い結婚した二人だが、息子、俊平を産んだことから運命の歯車は狂いはじめ・・・・・・。
――新時代の到来は、闇か、光か。
(出版社HPより)

導入部はその世界観を含めてワクワクしました。
「裂け目」から湧き出る「グンカ」を遼平、鮎観、浩平の3人が得物を手に立ち回りするシーンは楽しく、最後は鮎観の放った「蝶」で「グンカ」を押し込めて「裂け目」を縫い合わせる結末は水戸黄門の印籠のようです。

旧軍部があった場所で起こる亀裂がなにを意味するのか、綴じなければどうなってしまうのか。
それは自然なことなのか、それとも誰かが仕組んだことなのか。
等々が明らかにされずに物語は展開します。

そこまでは面白かったです。恩田さんの想像力が横溢する世界観だと思いました。

けれど、続編が出そうな終わり方に、例えそうだとしても不親切な内容だと思いました。
いい風にいうと含みを持たせた。悪い風にいうと投げ出した。そんな印象です。

ナショナリズムの高揚に乗じて「裂け目」が生じるという設定がなにを意味するのか、「グンカ」に「軍靴」を連想してしまい、作家が時代に不穏な空気を感じ取っているのではと思いました。

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上田早夕里さん「破滅の王」 [本☆☆]


破滅の王 (双葉文庫)

破滅の王 (双葉文庫)

  • 作者: 上田 早夕里
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2019/11/14
  • メディア: 文庫



ページも内容も厚みのある、史実と虚構が入り混じるSF歴史小説です。
細菌とウイルスは違いますが、世界中に新型コロナウイルスが蔓延しているときに読んだのは偶然だったのか。

一九四三年、上海。かつては自治を認められた租界に、各国の領事館や銀行、さらには娼館やアヘン窟が立ち並び、「魔都」と呼ばれるほど繁栄を誇ったこの地も、太平洋戦争を境に日本軍に占領され、かつての輝きを失っていた。上海自然科学研究所で細菌学科の研究員として働く宮本は、日本総領事館から呼びだされ、総領事代理の菱科と、南京で大使館附武官補佐官を務める灰塚少佐から重要機密文書の精査を依頼される。その内容は驚くべきものであった。「キング」と暗号名で呼ばれる治療法皆無の細菌兵器の詳細であり、しかも論文は、途中で始まり途中で終わる不完全なものだった。宮本は治療薬の製造を任されるものの、それは取りも直さず、自らの手でその細菌兵器を完成させるということを意味していた―。
(「BOOK」データベースより)

上海自然科学研究所が前半の舞台だったため最初は『夢みる葦笛』収録の「上海フランス租界祁斉路三二〇号」の幻想的なイメージを持って読み始めたのですが、まったく違う重厚で男臭いものでした。

狂気の日本人科学者が満州で生み出した致死率の高い細菌R2vをめぐって軍部と諜報機関の主導権争い、治療法を探し出そうとする科学者たちとのせめぎ合いが描かれます。

未知の細菌の治療法を見つけることが細菌兵器としての道を開いてしまうという科学的進化と倫理の葛藤に悩まされる主人公の宮本が、やがて科学者としての使命を再認識する転換シーンがよかったです。

宮本の親友で同僚の、後に失踪する六川、宮本に創薬依頼をする諜報機関の灰塚少佐、上海自然科学研究所の日本人・中国人の研究員たちが脇を固めます。
更には上海の中国人裏社会や蒋介石率いる国民軍、謎のドイツ人が絡んできます。

SF(空想科学小説)なのか、スパイ・アクション小説なのか、サスペンス小説なのか、それともジャンルを越えた作品なのか、位置づけがはっきりしませんでした。
どのジャンルにしても魅力的なんですが、反面、物足りなさを感じてしまいました。

配分の問題か、ページが足りなくなった(?)せいか、力尽きたのか(まさかね)、途中から駆け足になってしまい、終盤は灰塚少佐が赴くベルリン編が挿入され、最後はなんだかよくわからない終わり方になってしまったのが残念でなりません。
上下巻に分けてもいいから、終盤を密に描いてほしかったです。


灰塚少佐が欧州で活躍するスピンオフ作品、なんてのは安直すぎるでしょうか。
スパイ小説としては面白いと思うんですが。

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富山 はま作のはま作御膳 [お店]

日本橋にある富山のアンテナショップ付属のレストランでランチをいただきました。
https://toyamakan.jp/restaurant

はま作御膳は富山の食材だけだそうです。目移りしてしまいます。
特に、ブリの刺身は厚みがあって脂が乗っていて美味しかったです。
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デザートははと麦茶と牛乳で作ったパンナコッタ風。
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食後にアンテナショップで買った黒とろろ昆布ふりかけとほたるいか浜干し。
ほたるいか浜干しはお酒のアテにぴったりです。
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ご馳走様でした。

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