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畠中恵さん「むすびつき」 [本☆☆]


むすびつき(新潮文庫)【しゃばけシリーズ第17弾】

むすびつき(新潮文庫)【しゃばけシリーズ第17弾】

  • 作者: 畠中恵
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2020/11/30
  • メディア: Kindle版




生まれ変わり、輪廻転生をテーマにしたシリーズ第17弾です。

「昔会った人」「ひと月半」「むすびつき」「くわれる」「こわいものなし」の5編が収められています。

若だんなは、前世でどんな人だった? 若に会いたい、とつぶやく玉の付喪神。見覚えがあるという貧乏神の金次は、合戦の時代に出会った“若長(わかおさ)”のことを語り始める。鈴彦姫は、縁のある神社の宮司が、一太郎に生まれ変わったのでは、と推理する。さらに、三百年前に前世の若だんなに惚れていたという麗しい鬼女まで現れ――。輪廻転生をめぐる全5話を収録、人と妖との絆が胸に沁みる第17弾。
(出版社HPより)

長くても数十年の人生の人間と、永遠ともいえる(付喪神がそうともいえませんが)命の妖たち。
そういえばそんな話もあったような気がします。
『えどさがし』でしたか。

人と妖のまじわりがはるか昔から続いていたという、輪廻転生によって再び出会うことを信じて妖たちは人の世を生きる。

なんだか切ないように思うんですが、それは人間の命の尺度だからでしょうか。

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