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取りこぼし ~W杯アジア最終予選 対イラク代表戦 [サッカー!]

イラクが政情不安のため、第三国となりましたが、なぜAFCは試合場所をイランとしたんでしょう。
気温37度なのに、電力供給に問題があるとしてナイターではなく夕方の試合でした。
徒に選手を消耗させる環境で試合を行うことがいいことだとは思いません。
中東で開催するにしても、少なくともナイターでできる場所にすべきだったと思います。

勝てた試合でした。引き分けで勝ち点1を積み上げましたが、しっかりと勝ち点3を得て、次戦で精神的に優位に立ちたかったです。

試合開始早々に大迫選手の素晴らしいヘディングで先制し、後半途中までは省エネサッカーを展開していたと思います。
自陣で守備ブロックを敷いて、チャンスがあれば追加点を狙うという戦術だったと思います。

しかし、このチームはカウンターがヘタですね。何度もチャンスがありましたがゴールに殺到する選手がいませんでした。いても流れに竿を挿すようなパスで勢いを止めたりするなどチャンスを潰していました。消耗していたということもあるのでしょうが。

井手口選手、酒井選手のケガが気になりますが、故障で交代カードを2枚切らざるを得なかったことはゲームプランを大きく狂わせることになったと思います。足を攣った久保選手を代えられなかったのは痛かったです。それと原口選手→倉田選手の交代には疑問があります。
乾選手など攻撃的な切り札をきれなかったのは残念です。

攻撃面でいうと、1トップの大迫選手を活かしきれていないように感じました。
親善試合のシリア代表戦でもそうだったのですが、大迫選手がボールを収めてもフォローする選手がおらず、距離も遠く前線が活性化していない印象を受けました。
守備ブロックが低い位置にあったので、マイボールになってもフォローに走るには距離が長すぎるというのはありますが、ゴールに一番近い場所であり、裏を取れば絶好機になると思うのですが。
左サイドでの連携が機能したとはいいがたく、右サイドは崩せていたもののラストパスの精度に難がありました。

守備面では最終ライン、ボランチで奮闘を見せましたが、最後の最後でミスが出てしまいました。
たった一つのミスで評価が天国から地獄へガラリと変わるのがディフェンスですが、失点シーンについてはズルズルと守備ラインが下がってしまい、中盤での圧力も下がり、これまでセーフティファーストだったプレーの判断ミスが出てしまいました。
まあ、起こってしまったことは仕方がありません。次戦の教訓にしてほしいと思います。

次戦のホームでのオーストラリア代表戦に勝てばW杯出場が決まります。
夏真っ盛りで湿度も高い環境は、ヨーロッパで活躍する海外組には厳しいかもしれません。国内組の奮起を期待したいと思います。

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気持ちの入ったゲームでした ~W杯アジア最終予選 対サウジアラビア代表戦 [サッカー!]

最後まで集中して戦い抜いた選手たちに感激です。
試合を通して守備陣形をコンパクトに保ち、前線からしつこいくらいのプレスをかけ、相手を自由にさせませんでした。

前線に原口選手、大迫選手、久保選手と欧州で出場機会を得ているメンバーを並べました。
結果的にこの起用が当たったと思います。
守備面で前線からの追い込みで相手のビルドアップをさせないばかりか、激しく体をぶつけてボール奪取してカウンターの起点になっていました。この辺りは欧州での経験が活きていると感じました。

攻撃面でも1トップの大迫選手がしっかりとボールキープしてくれることからトップ下の清武選手やボランチの長谷部選手と山口選手が前を向いてボールを扱えていました。また、タメが作れることで果敢にオーバーラップをかけることができ、再三相手DFラインの裏を衝く攻撃ができていました。

先制点のPKはラッキーな面はあったにせよ、いい形での攻撃ができていたからともいえると思います。

後半もゲームをコントロールし、サイドからの崩しに原口選手がゴールを決めました。


それだけに2-0のままで試合を終わらせなれなかったのが残念です。

大迫選手、清武選手は傷んでいたこともあるのでしょうが、選手交代で強度という面で彼らが抜けたのは失点に多少なりとも影響があったのでしょうか。

がむしゃらにボールを蹴り込んでくる相手に対して、もっといなすことができなかったか。後半から入った本田選手が前線でボールキープすることで試合を終わらせようとしていたのに対して、途中出場の香川選手や岡崎選手が効果的なサポートができなかったか。

失点シーンではクリアが小さかったり、簡単に飛び込んでかわされたりとミスの連鎖がありました。もっとミスをカバーするプレーがほしかったと思います。


オーストラリアがタイに引き分ける結果で日本代表はグループ2位にあがりましたが、依然ダンゴ状態が続きます。ますます取りこぼしが許されない状態になってきました。

チームとしては攻撃の形が見えてきましたし、守備もだんだんと安定してきています。
このままチーム力を上げていってほしいと思います。

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ポジション争い ~親善試合 対オマーン代表戦 [サッカー!]

この時期に新戦力をテストするというのはハリルホジッチ監督にとっては誤算だったのではないでしょうか。

難関である最終予選は、本来であれば戦術が浸透したメンバーを固定して戦いたいものだと思うのですが、主力選手が所属クラブで出場機会を失っている事態に、代わりとなる選手をテストする場となりました。

CBに丸山選手、ボランチで永木選手、FWに齋藤選手と大迫選手が起用されました。

グループ首位のサウジアラビア代表戦を控えたシミュレーションにはなりませんでしたが、テストの場としては上々だったと思います。

特にアタッカーの齋藤選手と大迫選手はアピールできたと思います。

「ハマのメッシ」の異名を持つドリブラーの齋藤選手は、スリッピーなピッチでその真価を発揮できませんでしたが、裏への飛び出しなど決定機を作り出しました。

2得点を挙げた大迫選手はもともと実績のあるプレイヤーで、ヘディングシュートと切り換えしてのシュートと万能型ストライカーらしいプレーを見せてくれました。また、前線で起点になるポストプレーも安定していたと思います。

それ以上に光ったのがトップ下の清武選手でした。ビルドアップのパスに絡んだり、サイドに散らしたり、サイドからクロスを上げたり、スルーパスを出したりと神出鬼没な働きをしていました。
逆に、清武選手が交代で抜けた後はゲームメイクをする選手がいなくなり、雑然とした印象がありました。

結果としてポジション争いが活発化すればいいと思える内容でした。
両サイドにスピードのある選手を配して、トップに高さがありキープ力のある選手がいることで「縦に早いサッカー」をすることは可能だと思います。(もちろんそれだけではありませんが)

ただ、サウジアラビア代表戦を控えて、強度のある試合ができたかという疑問点は残りました。

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失った勝ち点2 ~W杯アジア最終予選 対オ-ストラリア代表戦 [サッカー!]

「ドックランズ」スタジアムに舞い飛ぶカモメ…どんなスタジアムやねん。

良くも悪くも原口選手のアグレッシブさが出ていたと思います。
先制点にしても、同点にされる要因となったペナルティエリアでのファウルにしても。
ただ、原口選手のよさであるアグレッシブさは失わないでほしいですね。

さて、取りこぼした勝ち点2が後々どう影響してくるのか、気掛かりです。

故障者続出で、スターティングメンバーを代えてきました。1トップに本田選手、トップ下には香川選手、右WGには小林選手、そして左のSBは槇野選手、右SBに酒井(高)選手です。

効果的だったのは本田選手でした。1トップの位置でボールを受けてタメを作ることで両サイドの飛び出しを促します。先制点はまさにそんな展開からでした。
ただ、所属クラブで出場機会を得られていないためか、動きにキレがなく、運動量も少なかったように思えました。シュートがGK正面に飛んだ決定機もコントロールできていればと思うものでした。相手DFの脅威になっていたか、というとどうなんでしょう。

また、この日の日本代表は守備戦術をとりました。ボール保持率は30%程度だったと思います。ほとんどオーストラリア代表がゲームを支配していたと思います。
狙いとしては先制点のように高い位置でボールを奪ってショートカウンターだったと思うのですが、一朝一夕にできるはずはなく、時間が経つにつれて自陣奥深くまで攻め込まれる形になりました。

最終的にはリオ五輪代表の戦術のように中央をがっちり固めて最終ラインで跳ね返すほかなかったのですが、今の選手の顔ぶれからすると1試合続けるだけの要素を持っているとは思えません。
ハリルホジッチ監督の指向する「デュエル(1対1)」でボールを奪って、「縦に早い」攻撃を仕掛ける動きとは程遠く、過渡期なのかもしれませんが、果たして今の日本代表に合った戦い方なのか、と疑問に思いました。

本田選手のところでボール保持ができなかったのも、ゲームが進むにつれて守備陣形が下がってしまったためにマイボールになってもサポートに駆けつける距離が長かったという理由もあると思います。

残念ながら、トップ下で出場した香川選手が攻守で活きたとはいいがたいものがありました。守備で奮闘したとはいえ、ショートカウンターを狙う働きはできませんでしたし、攻撃面ではパスタイミングなどの判断が遅く、イラク代表戦での清武選手のようなボールを運ぶ動きが十分にできていたとはいえませんでした。

主力選手が所属クラブでの出場機会を失うのと同時に日本代表のチーム力も落ちてきているように感じます。
しかし控え選手がハリルホジッチ監督の中の「序列」を覆すまでには至っていないようです。
世代交代の進まないなかで、日本代表はロシアへの切符を手にすることができるのでしょうか。

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ロンドン世代! ~W杯アジア最終予選 対イラク代表戦 [サッカー!]

ようやくロンドン五輪世代の選手たちが頭角を表したのでしょうか。出場した選手では、両SBのW酒井選手、清武選手、山口選手、原口選手(予備登録)。

一つ上の北京五輪世代の吉田選手、本田選手、香川選手、岡崎選手といった日本代表の屋台骨を支えてきた選手たちが所属クラブで満足な出場機会を得られていないなかで、劇的な勝利に貢献してくれたと思いました。

しかし、全体的に攻撃が形になっているとは思えませんでした。イラク代表が前線からプレスをかけてきたということもあるのでしょうが、ロングボールを蹴っては奪われて、というバタバタした感がありました。
相手をいなしてコンビネーションで打開するといったシーンがほぼありませんでした。
代表チームなので阿吽の呼吸というものは期待できないことはわかっているのですが、ではどうやって決定機を作り出すのかという形が見えてきませんでした。

それは遅攻のシーンで顕著でした。前線でタメが作れない、スローダウンしてしまう、サイドからカットインするなどのプレーパターンが研究されてしまっているといった理由で、ゴール前を固めた相手に易々と守備網に絡めとられてしまっていました。

攻撃パターンの再構築が必要なのかもしれません。原口選手や斉藤選手のようなドリブラー、浅野選手といったスピードのあるFWが台頭してきていることを考えると(ショート)カウンターが有効なのかなと思います。
特に次戦のオーストラリア代表のような高い位置で守備ラインを設定するようなチームでは、スペースが生まれますし。

もっとも、そのためには1対1でボール奪取することが求められるわけで、なかなか奪えない現状がチームを苦しくさせている要因だとも思います。

最終予選が安泰としていられないものであることは理解しているのですが、日本代表の力が落ちてきている、そして相手の力が上がってきていることを感じるだけに不安感が増します。

更に、酒井宏樹選手が出場停止、長友選手が負傷離脱ということでSBが手薄になりました。追加招集しないそうですが、大丈夫なんでしょうか。

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勝ち点3は挙げたけど ~W杯アジア最終予選 対タイ代表戦 [サッカー!]

高温多湿の地で、しかも雨が降ったり止んだりで湿度はどんどん上がっていたと思います。
体力を消耗するピッチで、まさに疲労困憊という選手たちでした。お疲れ様でした。そしてアウェーで勝ち点3を挙げたこと、おめでとうございます。

けれども、勝ち点3は最低限の結果だと思います。
2得点という結果は内容に比べると満足とはほど遠いものでしょう。もっと貪欲に得点を積み重ねるべきだったと思います。
初戦を落としていることを考えると、勝ち点で並んだ場合、得失点差で決まることを考えないと。

体格的に優位と思ったせいなのか、敗戦を糧にしたためか、試合を通して「ボールを奪う」意識が高かったと思います。
ボランチに山口選手が起用されたのも効果的だったと思います。守備力のある山口選手が相手のカウンターの芽を素早く潰していました。反面、配給するパスの質が落ちてしまうのですが。。。

先制点が全てだったと思います。
右SBの酒井宏樹選手からのクロスを原口選手がヘディングで決めました。
柏時代から評価されていた高速クロスがやっとフル代表でお披露目されました。
とはいえ、クロスの質はもっと上げてほしいものです。

攻撃に関しては決定機を外し続けました。相手GKのファインセーブの連発があったとはいえ、シュート22本で2ゴールは効率が悪すぎます。
香川選手はボールが足についてない感じでしたね。相当調子が悪いように見えました。
ゴール前でどフリーでありながらクロスを空振りした本田選手も総じて出来は悪かったと思います。

なによりも、ハリルホジッチ監督のいう「縦に早い攻撃」というものが実現できていないように思います。相手守備が引いて構えてしまっているというのもありますが、高い位置で奪ってもショートカウンターに繋がっていません。
攻撃の手段の再構築が必要なのではないかと思いました。

守備面では相変わらずミスの連鎖が起きていて、ミスをカバーするようなプレーは長谷部選手・山口選手の両ボランチくらいでした。(そんな長谷部選手も自陣から無理に繋ごうとしてピンチを招いていましたが)
暑さと湿気は判断力を鈍らせるものですが、最終ラインの判断誤りは致命的です。
リスクマネジメントを徹底してほしいと思います。

采配に関しても、選手交代のタイミングが遅かったと思います。
テレビを通してですが、スタミナを消耗している選手が見られたので、攻撃を活性化させるためにも早めの交代があってもよかったのではないかと思いました。

来月10月にはイラク代表とオーストラリア代表との試合が待っています。
今回の2連戦のような試合をしていては太刀打ちできない相手です。
選手起用を含めて戦える布陣で臨んでほしいと思います。

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小「足」先のプレーでは… ~W杯アジア最終予選 対UAE代表戦 [サッカー!]

サッカーとはミスのスポーツだと言われます。足を使ってボールをコントロールしようとする以上、それは仕方のないもので、ミスをカバーするチームプレーというものもサッカーの魅力のひとつだと思っています。

しかし、日本代表が喫した2失点はいずれもミスから始まっていて、カバーできずにセットプレーやPKを与えてしまったものでした。それも大島選手と長谷部選手というボランチの2人のミスが起点となってしまうと失点への危険度は高くなるわけで、リスクマネジメントを含めてカバーできなかったのが要因だと思います。

対するUAE代表の選手は相手に囲まれてもゴリゴリと突破を図ることを考えていて、そんな相手に対して日本代表の選手はどこか戦えていない印象でした。
もちろん球際での競り合いもしっかりしていたのですが、肝心なところで小手先ならぬ小足先で対処しようとするシーンがあったと思います。

攻撃に関しては、攻めの形が見えてきません。
アタッカー陣に高さのない状態では地上戦にならざるを得ないとは思うんですが、相手もしっかり研究してきていて中央を固めてきていました。そこへ無理やり中央突破を図ろうとしても守備網に引っかかるのは自明で、サイドを連携で崩す場面があってもよかったと思います。

サイド攻撃に関していえば、ザッケローニ監督時代に比べると有機的な連携でサイドを攻略するというシーンが減ってきているように思います。どうしてもアタッカー陣が中央に集まってしまうので密集地帯を作り出してしまう。ハリルホジッチ監督からもっと指示を与えてもいいのではないでしょうか。


そして、問題の誤審。

そもそも中東の国との試合で主審がカタール人ということ自体がおかしいです。審判は中立国から選ぶという原則でしょう。
なぜ日本サッカー協会はクレームをつけなかったのでしょうか。

また、試合後のインタビューで本田選手が「アジアの選手はレベルアップしている。しかし審判は…」という趣旨の発言をしていたのですが、審判のレベルアップが図れないようであれば追加審判(ゴール判定だけをする副審)を置けばいいと思います。
そういった働きかけをするのも日本サッカー協会の仕事だと思います。

こういったことができないようであれば、それは日本サッカー協会の職務怠慢でしょう。
FIFAとAFC(アジア・サッカー連盟)に抗議文を出したそうですが、それで結果が覆るわけもなく、起こってしまう前に手を打つべきでしょう。

次戦はアウェーでタイ代表とです。力を付けてきている相手ですので、圧倒することは難しいでしょう。
最低限の結果だけを持ち帰ってほしいと思います。

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たられば ~リオオリンピック グループリーグ 対スウェーデン代表戦 [サッカー!]

スウェーデン代表のユニフォームってH&Mなんですね。五輪限定のようですが。
日本代表のユニフォームをユニクロが手掛けるってこと…だよね。

1-0で今大会初勝利を上げるものの、コロンビアがナイジェリアに勝ったためにグループリーグ敗退となりました。

初戦で落ち着いていれば、2戦目で勝ち越し点を挙げていれば、失点を減らせていれば、などと思っても詮無いことです。
思えば五輪最終予選で見せた粘り強い守備が、トゥーロン国際大会やブラジルとの親善試合で見られなくなっていたところから歯車が狂っていたように思います。
その修正ができなかったのが「耐えて勝つ」と標榜していた監督やコーチの責任(というと大げさですが)だと思いました。
OAの人選も含めて日本サッカー協会の総括が聞いてみたいものです。

3試合目にしてこのチーム本来の試合ができていたと思います。
相手がロングボールの攻撃を主体にするスウェーデン代表で、五輪予選で対戦した相手のスタイルに近かったせいかもしれません。最終ラインでしっかりと跳ね返して中盤で拾って攻撃に転じる形ができていました。
相手の巧みなラインコントロールで裏への飛び出しがことごとくオフサイドになっていたのは工夫がほしかったです。
また、高さのある相手にサイドからのクロスにも工夫が足りなかったように思います。
その工夫が決勝点に生きたといえるかもしれません。

ボランチの大島選手がサイドをえぐり、逆サイドからゴール前に侵入した矢島選手が決めたゴールは俊敏性のある選手ならではのものでした。


このチームは解散となり、それぞれの選手が所属クラブからフル代表を目指すわけですが、個人的には現時点では僅かな選手しかそのレベルに達していないという印象です。
所属クラブで、はたまた海外移籍で成長を遂げて、フル代表に名を連ねてほしいと思います。

まずはお疲れ様でした。

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夏休みの宿題は ~リオオリンピック グループリーグ 対コロンビア代表戦 [サッカー!]

U-23日本代表選手たちは夏休みも終わりになって慌てて宿題を片付けたタチでしょうか。
早い時間から好機を作りながら、先制されてようやく追いつく展開に、そう思いました。

初戦と違ってオリンピック最終予選のときのような「らしい」プレーができていたと思います。

フォーメーションを4-2-2-2としたことがまずよかったのだと思います。
慣れ親しんだ布陣で前線からフィルタをかけられていたと思います。中盤から最終ラインも役割が明確になって守備陣形も整っていたように思いました。

先発した浅野選手も機能していました。
裏を狙う動きで相手のディフェンスラインを下げさせることで相手の守備陣形にスペースができ、中盤の選手が前を向いてプレーできるゆとりが生まれていました。

前半は日本のペースでした。相手GKのファインセーブもありましたが、先制できない展開ではなかったです。

後半に入ってコロンビア代表がフォーメーション変更をしてからは一進一退の展開になりました。
そして先制点を許します。
井手口選手がかけたアタックが躱されたのが発端ですが、それまでも激しいプレスで相手の攻撃を食い止めていたので彼を責めることはできないと思います。

2失点目は余計でした。GKが弾いたボールを藤春選手が処理を誤ってオウンゴールにしてしまったのですが、見ていて目を疑いました。草サッカーでもお目にかかれないプレーです。ゴール前でのセーフティ・ファーストは基本のキなんですが。

反撃の狼煙は途中交代で入った大島選手と南野選手の働きが大きかったと思います。
扇の要の位置でボールを差配する大島選手が入ったことでボールの流れがスムーズになりました。ショートパスがテンポよくつながります。
一方、オーストリアリーグの強豪チームに所属している南野選手は相手に当たり負けしないドリブルでサイドを主戦場にしていたのですが、オリンピック本選ではより中央にポジションを取ることで2トップとの距離感を縮めるだけでなく、よりゴールに近い位置で好機に絡んでいました。

1点目は大島選手が起点となり、南野選手がラストパスを出し、浅野選手が決めたゴールでした。

畳み掛けるように同点弾を決めた中島選手のゴールは、浅野選手の飛び出しを警戒して前目にポジションを取っていたGKの頭上を抜けるもので、中島選手らしいシュートだったと思います。

その後も運動量の落ちたコロンビア代表を再三脅かしましたが逆転できずに試合終了。

自力でのグループリーグ突破は難しくなりましたが、第3戦はなんとか勝利を挙げてほしいと思います。

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余裕のないプレー ~リオオリンピック グループリーグ 対ナイジェリア代表戦 [サッカー!]

4-5という結果は相手の土俵に引きずり込まれたということでしょうか。

試合開始の7時間前にキャンプ地のアメリカからブラジルに到着したという、日本では考えられないスケジュールをこなしたナイジェリア代表のタフさに敬意を表するとともに、U-23日本代表の国際経験のなさを大舞台で露呈した形になったと思います。

開始早々に失点し、すぐに追いついたものの、追加点を奪われ、追いつくという、13分で4点が入るという大味な試合展開でした。

失点シーンはどれも不用意なプレーが起因になったもので、最後まで修正が効かなかった印象です。
相手を悪い意味でリスペクトしてしまったことと、相手の前線からのプレッシャーにさらされたためでしょうか。見えない影に押し潰されたような気がしました。

また、試合開始時は4-1-4-1のフォーメーションでしたが、これも機能していたとは言い難かったと思います。
アンカーに遠藤選手、インサイドハーフに大島選手と原川選手を配して守備力の強化を狙ったのでしょうが、プレス網に引っかけられないのがこのチームの(というか、フル代表を含めた共通の)泣き所で、試合が始まると4-3-2-1の陣形になり、中盤のバランスとディフェンスラインが崩れるだけでなく、1トップの興梠選手が孤立する状態に陥りました。

攻撃面でもつなぎのパスが合わなかったり、そもそもパスの精度を欠いたりと自らリズムを崩していたように思いました。
コンディションに不安を抱えるナイジェリア代表(実際に、試合途中で相手選手の足が止まっていました)を考えると、確実にパスをつなぎ、ボールとともに相手を走らせて早々に消耗させるというチームとしての意識統一があってもよかったと思います。
手倉森監督がどのような指示をしたのかは不明ですが、ハリルホジッチ監督のいうところの「ナイーブ過ぎる(言葉にはフィルダがかかっていて、ニュアンスは「バカ正直すぎる」くらいでしょう)」面があったのではないかと思います。

オーバーエイジ(OA)の選手が3人出場していましたが、その職責を果たしたかというと、十分ではなかったと思います。
国際経験が豊富でチームに落ち着きを与え、チームとゲームをコントロールすることが出来ていたか。
個人的にはOAの目的に合った人材というよりは怪我人続出だったポジション(CB、SB、FW)を埋めるのが最優先されていたと思っていたのですが、それすらも完遂できていたとは思えませんでした。

早くもグループリーグ突破に黄信号が灯りました。
まあ、ナイジェリア、コロンビア、スウェーデンという強豪揃いのグループなので決勝トーナメント進出が厳しいと思っていましたが、なにが起きるかわからないのがサッカーですので、形勢逆転を望みます。

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