SSブログ

前半と後半では別チーム ~W杯2次予選 対シリア代表戦 [サッカー!]

結果だけみると3-0と快勝ですが、上を目指すなら全くダメな試合内容だったと思います。

前半はゲームと呼べるような代物ではありませんでした。
マンツーマン気味の守備を敷いてくる相手に対して楔のパスが入れられません。ボランチが組み立てに加われない状態で、最終ラインから1トップの岡崎選手への浮き球のパスはことごとく潰されていました。
サイドを起点に攻撃を組み立てようにもイージーミスでカウンターをくらうシーンが多かったです。相手のシュート精度の低さに助けられました。最終予選だったらと思うとぞっとしました。
サイドを抜け出してのクロスがありましたが、相手の守備陣形が整っているうえにアタッカー陣に上背がない現状ではもう少し工夫があってもいいのではと思いました。

先制のPKのもとになったのは岡崎選手がサイドに流れて倒されたものでした。スペースがあったこと、そこにパスを送り込んだ長谷部選手の判断力、岡崎選手のスペースを衝く上手さと相手のファウルを誘う マリーシア(ポルトガル語で「ずる賢い」)プレーが重なり合ったものでした。
ハリルホジッチ監督は1トップは常にゴール前に張っていることを指示しているようですが、適性を含めると岡崎選手はスペースを衝いたり空けたりするプレーのほうがいいと思います。

先制したことでシリアが前に出ざるを得なくなり、スペースが生まれました。
細かなパスが通るようになり、前半は「消えていた」香川選手がリンクマンとしての動きをするようになりました。2点目は香川選手のサイドを突破したプレーから生まれました。テレビで見ていて、マイナスのボールを味方に合わせるかと思っていましたが、ゴール前に股抜きのパスを出すとは思いませんでした。
味方が反応していなければGKへのバックパスという緩いボールに反応していたのは岡崎選手でした。
香川選手と岡崎選手のいい面がマッチしたゴールでした。

とはいえ、後半になっても雑なパスで自らリズムを崩すようなプレーは散見され、むしろ個々の技量を含めてチーム力が落ちているのではないかという思いをいだきました。

5日後にイラン代表とアウェーで親善試合が組まれています。
最終予選を見据えて、今の代表チームの立ち位置が見えるのではないかと思います。

nice!(24)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 24

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。