SSブログ

やはりイランは強かった ~親善試合 対イラン代表戦 [サッカー!]

1-1の引き分けでしたが、イランの強さが際立っていました。決定機の多さでは日本を上回っていたと思います。
スタジアム容量の8万人という超満員ではありませんでしたが、アウェーでこういう相手とやれることが大事だと思います。

シリア代表戦もそうでしたが、日本の戦術が研究されているようでした。
ハリルホジッチ監督に代わってから多く見られるシーンとして、グランダーのクサビのパスをトップの選手に入れるというものがありました。そこから2列目の選手との連携でチャンスを作る狙いがあるのだと思います。
相手チームは明らかにそれを狙うようになっていました。守備ブロックをコンパクトにしてボールが収まるところを襲う。本田選手にはマンツーマンのマークが付いていました。
出しどころがないためにDFラインの裏を狙ってロングボールを入れるのですが、味方に渡る確率は低く、みすみす相手ボールにしていました。
サイドに展開しても手詰まってしまって、打開できるイメージがありません。ショートパスを繋いで相手陣形を崩そうとしたザッケローニ監督時代に積み重ねたものはどこに行ってしまったのでしょう。

全体的に(特に前半は)低調でした。両サイドが機能していなかったこともあるのかと思います。守備に追われたこともあって左サイドはほぼ「消えて」いましたし、右サイドはボールを持ちすぎて潰されていました。
イラン代表のフィジカルの強さに加えてチャージの上手さもあったと思います。日本の前線の選手が比較的軽量だったこともあるのですが、そこをかいくぐるためのサッカーを長年探ってきたのではないのでしょうか。時折その片鱗が見えましたが、いままで積み上げてきたものに新しく積み上げるというプロセスが感じられませんでした。

イラン代表の攻撃はシンプルで、ストロングポイントを活かしたものでした。とはいうものの、単純に前線にロングボールを蹴り込むのではなく、精度の高いボールを入れていました。
中盤から前で数的優位な状況でボールホルダーを囲みながらも易々と突破されてしまうなかで、流れの中で失点しなかったのは両CBをはじめとした守備陣の頑張りがあったためだと思います。逆に言うと、高い位置でのボール奪取ができなければハリルホジッチ監督の目指すサッカーの成就は難しいのではないかと思いました。
失点ですが、CB吉田選手が与えたPKは軽率以外のなにものでもなく、これがW杯予選であったら取り返しのつかない事態になっていました。吉田選手はこれ以外にもミスからピンチを招いていて、守備の要としての信頼を失いかねないプレーをしていました。

終盤は相手の疲労から追加点が狙えるチャンスがありました。決めきれないもどかしさが残りました。

思えば、ここ数試合はずっとこんな感じで、倦んだ印象が拭えません。行き詰っているのでしょうか。
なにかしらの打開策が必要なように感じました。

nice!(18)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 18

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。