工藤公康さん「僕の野球塾」 [本☆☆☆]
読売巨人軍のサイトに連載されていたものを本にまとめたものです。
小中学生とその指導者向けに書かれているものですが、草野球をたしなむ(?)大人が読んでも
十分ためになります。
投手なので、肩・肘に負担のかけない投げ方や、腕だけで投げない体の使い方などを写真付きで
解説してくれます。
また、体が完全に出来上がっていない小中学生に機械を使ったウェイトトレーニングはよくない
ということで、自分の体重のみでの筋肉トレーニングも紹介しています。
毎年オフシーズンにはアメリカのトレーニング施設に自主トレに行って、最新のトレーニング
理論などを持ち帰ってくる姿勢はさすが。
何度も繰り返していたのが、自分で考えること。このトレーニングはどんな意味があるんだろう、
なんのためにやるんだろう、こうしたらどうだろう。こういう創意工夫は野球に限った話じゃ
ないですよね。どうしても言われたことをやりさえすればいいという安易な考えに陥りがちですが、
子供の頃からこういう習慣をつけておくべきなのでしょうね。
草野球で肩を痛めたことがあるので、とても参考になりました。
できれば肩の可動域を広げるトレーニングなども教えてもらえたかったな。
コメント 0