天皇杯「最強メンバー」規定

日本サッカー協会が天皇杯で「最強メンバーで臨むこと」を大会規定に盛り込みました。

サッカーファンとしては元旦の天皇杯決勝は恒例行事ではありますが、この規定については別。意味があることだとは思えません。
予選の時期がちょうどJリーグの終盤にかかるのです。上位チームは優勝争いや来季のACL出場権獲得を目指して、下位のチームは降格争いを回避するため戦いの真っ最中です。チームの本音としてはリーグに集中したいのではないでしょうか。

天皇杯が歴史ある、権威のあるカップ戦であることは認めますが、「予選をベストメンバーで戦う」ことがチーム(の経営)にとってどれだけのメリットがあるんでしょうか。J2に降格した場合、予算面からチーム規模を縮小しなければならないのは事実で、主力選手の流出という痛手もあります。

カップ戦の位置づけを含めて総合的に考えるべきかと思います。