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カネをとって見せる内容か? ~親善試合 対ベネズエラ代表戦 [サッカー!]

実質的に今年初戦となった日本代表の試合でしたが、コンディションが整っていないのか、お寒い試合内容で無得点ドローに終わりました。

地球の裏側、南米大陸の北にあるベネズエラから日本まで40時間かかるそうです。日本に来るたいていの代表チームが時差と移動で後半にはガス欠になってしまうのに、ベネズエラ代表は最後まで運動量が落ちることなくファイトしてくれました。エールを送りたいと思います。
また、囲まれてもボールを奪われないテクニックとボディーバランスのよさは見習わねばと思わせるものでした。

一方、日本代表はオフ明けのせいか、合宿をしていたにも関わらず低調のようでした。相手の出足の鋭いプレスもありましたが、トラップ・パスともに精度が悪くボールをつなげません。どっちがホームか、と思わせる出来の悪さ。シュートも数えるほどで、決定機に持ち込むこともなし。

前半はコンビネーションの悪い2トップにボールが渡る回数も少なく、頼みのサイド攻撃も数的有利を作れず、センタリングはことごとく跳ね返されていました。いいミドルシュートはありましたが、ゴールに迫るような勢いは見られませんでした。
後半、平山選手がFWに入ったことで活性化します。それまで横パスで相手を窺うことしかできなかったのが、トップに当てようという意識が見えてきました。FW→左MFに移った大久保選手がドリブルでつっかけたり、左SBの長友選手とのコンビネーションを見せたりと相手をかく乱します。しかし、ゴールを奪ってやるという迫力は感じられず、そのまま終了。。。
なんだかなー、という印象しか持てませんでした。観客からブーイングがおきなかったのでしょうか。

気になった選手を3名。
一番の注目は小笠原選手でした。キャリアも実績も申し分ない選手ですが、岡田体制になって初召集。「らしさ」を見せてくれました。前半のミドルシュートはしっかり枠を捉えてました。その反面、SBを活かせなかった気がします。これはコンビネーションに帰結するので、練りあがってくれば期待はできるかも。逆に、中盤の底でボールをさらわれるという悪癖もあり、こちらは不安材料です。
平山選手を活かすことが十分できたかは疑問です。平山選手が入ったことで中へ放り込むオプションができたことはよかったのですが、高さのある平山選手に対するセンタリング・クロスが低かったり、精度が悪かったり。ただ、その高さも強さを併せ持つ「絶対」でないことが途中出場ということなんでしょうか。
岡田監督が「ジョーカー」と期待する佐藤選手はいい動きをするものの、佐藤選手へのラストパスを提供する選手がいないようです。独力で打開するタイプの選手でないだけに、中村憲剛選手などパサーとの連係を実戦で深めないとジョーカーにならないかと思います。

週末から東アジア選手権が始まります。W杯本大会に向けての実戦の場であり、選手選考の場でもありますが、それ以前に「勝つんだ」という気迫を見せてほしいです。なにしろ相手は中国、香港、韓国。この先もずっと競い合っていく相手なんですから。

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