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振り出しに戻る ~東アジア選手権 対韓国代表戦 [サッカー!]

やっぱ日韓戦はテンション上がるわーと思ったのも束の間、結果は1-3の敗戦でした。カウンターの強い韓国代表ではありますが、失点シーンも攻撃面でも点差以上に失望感の強い内容でした。
マスコミもお得意の悲観論を飛び越えて、監督解任報道にまで達してしまいました。

対戦相手のチーム力を差っ引いて考える必要はありますが、中国戦以前に戻ってしまっている感じでした。いや、それよりも酷いかも。
選手は頑張ってくれていたと思うのですが、ファイティングスピリッツを含めて選手それぞれのポテンシャルが引き出されていたかについては疑問です。

香港戦で見られた距離感の改善も元に戻ってしまったようで、パスコースがないのかボールを受けても味方を探すようなシーンが見られました。複雑に考えすぎて自ら袋小路にはまり込んでいるような印象で、相手選手がシンプルにプレーしてゴールに結びついていただけに違いが際立っているように感じられました。

特に終盤はトップにくさびを打つこともできず、2列目の選手が顔を出すこともなく、最終ラインとボランチとサイドでボールを回すことしかできず、終戦気分を感じてしまいました。

試合後のインタビューで韓国代表監督が「日本チームの研究をし対策が実った」といっていました。香港戦で感じた予感(http://tomo-all.blog.so-net.ne.jp/2010-02-13)が現実となった気がして重い気持ちになりました。まあ、対戦国の研究なんて普通にするものですが。

故障退場とレッドカードでゲームプランが狂ったのは仕方ないとしても、最後の交代カードで佐藤選手を使ったのは解せません。佐藤選手が実績のある優秀なFWであることは間違いないのですが、タイプとして先発出場したFWと同じであって、それまで押さえ込まれていたことと、パスの出しどころに苦慮していたことを考えると違うタイプの選手(例えば高さのある平山選手など…)を投入したほうがよかったのではないかと思います。

最後に、闘莉王選手の退場で露呈したのが、CBの足元の不確かさです。試合終盤に中盤の選手が顔を出せず最終ラインでのパス回しが増えるにしたがって相手FWにチェックされて、ボールを失うというシーンが多々ありました。
それまでは最終ラインからのフィードは闘莉王選手がしていましたが、闘莉王選手不在の後半にCBからのロングフィードは見られませんでした。
CBのバックアップが急務だと言われていましたが、高さ・対人能力に加えてフィード力があって監督のお眼鏡にかなう選手がいなかったということでしょうか。
この問題に関しては、もう時間切れの感があります。あとは闘莉王選手が故障しないことを祈るだけ、でしょうか。

W杯まであと4ヶ月ありません。突きつけられたたくさんの課題をどう解消するのでしょうか? 今更、個々の能力を向上させる、なんて言わないよね?

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