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W杯準決勝 スペイン代表対ドイツ代表 [サッカー!]

恐るべし、タコの「パウル君」。予想を当てちまった。。。
 http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/world/news/20100706-OHT1T00244.htm

勢いはアルゼンチンを粉砕したドイツにあったと思います。一方のスペインは日程的にも不利だったと思いますが、力量はほぼ互角と見ていました。

ところが試合が始まってみるとスペインがポゼッションでドイツを圧倒。少ないタッチで自在にパスを回します。ショートパスだけでなく、ミドルレンジもロングパスも正確に相手にピタッと届きます。受ける側のトラップも適確で、相手が踏み込めないところや相手をかわすことのできるところに落とします。もう、うなってばかりでした(笑)
ただ、ドイツも最終ラインとボランチでしっかり守備ブロックを作り、中央はしっかりと固めます。前線からのチェイスも外へ外へ押し出す動きをします。やっぱレベル高いわ。

サイドからの攻撃では高さに分が悪いスペインは単純には放り込んできません。高速クロスでシュートを狙った以外はショートパスで打開を狙います。

ドイツの攻撃は手詰まり感がありました。ミューラーの出場停止で右サイドからの攻撃が有効でなかったのと、パスがことごとくカットされて前線まで届きません。相手にパスコースを巧妙に消されて、出したパスはインターセプトされていました。中盤の攻防は完全にスペインに支配されていたと思います。
唯一といってもいい後半半ばの決定機が決まっていたら、どうなったかわかりませんでしたがドイツにとって厳しい試合だったのではないかと思います。

ボール支配はしているものの、ドイツがゲルマン魂(?)でしのぎきるのかな、と思っていたら、プジョルが’魂’のヘッドでゴールします。CKのボールを体を投げ出すようにして相手DFに競り勝ったシーンは、それまでアタッカー陣に感じなかった執念を感じました。

ドイツはパワープレーで反撃に出ますが、妙技ともいえるパス回しで好機が作れないまま試合終了。
ドイツの闘志をスペインが闘牛士のようにかわしたようなゲームでした。

W杯前は日本代表もパスサッカーを指向していましたが、この日のスペイン代表を見るとレベルが段違いです。パススピード、トラップ、ボールの置き場所といったボールコントロールにとどまらず、ポジショニングのよさやボールを受ける体勢のよさが目に付きました。それによって体格のいい相手に潰されることなくボールを回すことができていました。
日本がこのレベルに達するには育成段階から一貫した指導をして十数年かかるんじゃないかと思いました。

決勝はスペインとオランダになりました。どちらが勝っても初優勝です。
しかも、中心選手を見ると欧州チャンピオンズリーグの決勝になったバルセロナとインテルの再現でもあるんですね。(インテル所属のオランダ代表はスナイデルだけ…ちょっと無理がある?)

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