映画「トイレット」を観ました [映画・DVD]
http://www.cinemacafe.net/official/toilet-movie/
『かもめ食堂』『めがね』の荻上直子監督作品です。
今回はカナダ・トロントでロケされ、日本人キャストはもたいまさこさんだけでしたが、不思議と日本映画でした。荻上さんカラーが出ていたということなんでしょうか。
母を亡くしたカナダ人3兄妹と「ばーちゃん」と呼ばれる日本人と猫の物語です。
ロボットプラモデルオタクで研究員のレイ、ひきこもり4年のピアニストのモーリー、勝気な大学生の妹のリサの3兄妹は母を亡くしてバラバラになりかけていました。生家を売って個別に暮らそうとしていましたが、一つ問題がありました。母が生前に日本から呼んだ「ばーちゃん」でした。英語の通じないばーちゃん相手に兄弟はなんとか意思疎通を図ろうと四苦八苦します。モーリーは母の形見の古びたミシンを修理して動かすようにし、リサは自分が「フェイク」じゃないことを証明するためのなにかを探し、個人主義者のレイはそんな兄妹に振り回され、猫のセンセーはエサをもらえず(?)。 やがて彼らはそれぞれになにかを見つけます。そんな彼らを見守るばーちゃん。
エキセントリックに走るモーリー、ファンキーになっていくリサ、黙々とロボットプラモ作りに打ち込むレイ(地味…)たち以上に存在感があるのがばーちゃん役のもたいさんです。セリフはたった2言。それなのにその存在感といったらありません。動きもそれほどなく、ほとんどが表情だけの演技なんですが、それが見事です。実にいい表情を見せてくれます。
『かもめ食堂』『めがね』のような映画を期待した人には物足りなかったかもしれませんが、じんわりとした気持ちになりました。
ストーリイとしては簡潔な分だけ説明不足なところもありましたが、詰め込まれた情報で考えるよりも、感じることのできる映画だと思いました。
『かもめ食堂』『めがね』の荻上直子監督作品です。
今回はカナダ・トロントでロケされ、日本人キャストはもたいまさこさんだけでしたが、不思議と日本映画でした。荻上さんカラーが出ていたということなんでしょうか。
母を亡くしたカナダ人3兄妹と「ばーちゃん」と呼ばれる日本人と猫の物語です。
ロボットプラモデルオタクで研究員のレイ、ひきこもり4年のピアニストのモーリー、勝気な大学生の妹のリサの3兄妹は母を亡くしてバラバラになりかけていました。生家を売って個別に暮らそうとしていましたが、一つ問題がありました。母が生前に日本から呼んだ「ばーちゃん」でした。英語の通じないばーちゃん相手に兄弟はなんとか意思疎通を図ろうと四苦八苦します。モーリーは母の形見の古びたミシンを修理して動かすようにし、リサは自分が「フェイク」じゃないことを証明するためのなにかを探し、個人主義者のレイはそんな兄妹に振り回され、猫のセンセーはエサをもらえず(?)。 やがて彼らはそれぞれになにかを見つけます。そんな彼らを見守るばーちゃん。
エキセントリックに走るモーリー、ファンキーになっていくリサ、黙々とロボットプラモ作りに打ち込むレイ(地味…)たち以上に存在感があるのがばーちゃん役のもたいさんです。セリフはたった2言。それなのにその存在感といったらありません。動きもそれほどなく、ほとんどが表情だけの演技なんですが、それが見事です。実にいい表情を見せてくれます。
『かもめ食堂』『めがね』のような映画を期待した人には物足りなかったかもしれませんが、じんわりとした気持ちになりました。
ストーリイとしては簡潔な分だけ説明不足なところもありましたが、詰め込まれた情報で考えるよりも、感じることのできる映画だと思いました。
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