五十嵐貴久さん「魅入られた瞳 南青山骨董通り探偵社II」 [本☆☆]
「南青山骨董通り探偵社シリーズ」第2弾です。
今回もなかなかハードです。
正式に探偵社に入社した井上雅也。だが、地味な仕事続きで不満気味。そんな折、社長の金城から任されたのは、商社マンの美しき妻・志津恵をクリニックへ送迎することだった。渋々引き受けた雅也だったが、一目で彼女に魅了される。着々と仕事を進める中、送迎車の消失や謎の男からの暴行など予期せぬ事態が起こる。探偵社の面々を待つ驚愕の真実とは!? シリーズ待望の第二弾!
(出版社HPより)
テンポのいい会話と、メリハリのきいたスリリングな展開にあっという間に読了してしまいました。
ハードな情景描写もありますが、キャラの立った探偵たちの軽妙なセリフの遣り取りが中和してくれます。
探偵見習レベルの井上に突きつけられるシビアな現実。それを繋ぎ留めるのが社長の金城です。
まだ探偵たちの過去や繋がりといったものが明かされていませんので、次作も楽しみです。
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