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貴志祐介さん「ミステリークロック」 [本☆☆]


ミステリークロック 「防犯探偵・榎本」シリーズ (角川文庫)

ミステリークロック 「防犯探偵・榎本」シリーズ (角川文庫)

  • 作者: 貴志 祐介
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2020/11/21
  • メディア: Kindle版



防犯探偵・榎本径シリーズです。青砥純子のトンチンカンぶりに拍車がかかっています。

短編「ゆるやかな自殺」と長編「ミステリークロック」が収められています。

人里離れた山荘での晩餐会。招待客たちが超高級時計を巡る奇妙なゲームに興じる最中、山荘の主、女性作家の森怜子が書斎で変死を遂げた。それをきっかけに開幕したのは命を賭けた推理ゲーム!
巻き込まれた防犯コンサルタント(本職は泥棒!?)の榎本と弁護士の純子は、時間の壁に守られた完全密室の謎に挑むが......(「ミステリークロック」)。
題作ほか計2編収録。『コロッサスの鉤爪』と2冊で贈る、防犯探偵・榎本シリーズ第4弾。
(出版社HPより)

表題作の「ミステリークロック」はトリックが非常にわかりやすい形で示唆されていますが、仕掛けを見抜くのは難しかったです。
時間軸と空間の関係が複雑で図示されないと理解するには難しいように思います。

青砥純子がぶっ壊れてないか? それを相手にする榎本径の眉間の皴が目に浮かぶようです。
凸凹コンビの掛け合いが楽しいです。

「ゆるやかな自殺」はドラマで映像化されていましたね。自粛期間中に再放送されていたので録画して楽しみました。
シーズン2やらないかなぁ。嵐・大野君次第なんだよね。

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