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収穫は少しだけ ~東アジア杯 対中国代表戦 [サッカー!]

武藤選手を除くアタッカー陣がまったく機能せず、最下位で終わりました。

コンディションが上がったということらしいですが、確かにポゼッションも相手へのプレスも前2戦に比べると格段の差があったと思います。

しかし、失点シーンでは相変わらず後手後手に回り、ボールに数人が集まった結果、フリーでシュートを打たれていました。
相手の1トップの懐の深さは脅威でしたが、北朝鮮代表のような角度をつけたロングパスを入れてくるわけでなく、組織的にも技術的にも前の2チームに比べると…という印象でした。どちらかというと保留といった感じで、必ずしもディフェンス面を評価していいとは思えませんでした。

得点シーンこそ武藤選手の2列目からの飛び込みは素晴らしかったですが、アタッカー陣は孤立気味で強さ、スピード、技術が活きたとは言い難いものでした。
ポゼッションが高かったように見えましたが、それも中盤までで、トップにボールが収まらない不安定さではボランチが追い越していくリスクは取りづらいものです。サイド攻撃にしてもこの試合では活性化していましたが、SHとSBの連携がスムーズだったとは思えませんでした。
「縦に速い攻撃」という標榜ですが、受ける側の収める技術とサポート側が噛み合わなければ絵に描いた餅ではないでしょうか。

そんな中で2列目としての武藤選手、遠藤選手が頭角を現したことは収穫だと思います。

得点王になった武藤の活躍は素晴らしかったです。ただ、トップ下に求められる「リンクマン」の面では香川選手に及ばないかなと思います。1トップが機能しなかった要因の何割かは周囲のサポート不足にあると思います。

遠藤選手は1、2戦目のSB、この試合で山口選手と組んだボランチとで一気に評価を上げたのではないかと思います。両ボランチでパスを配給するシーンや相手を潰すプレー、果敢に攻撃参加する場面などは今後に期待できるものでした。長谷部選手を脅かす存在になってほしいものです。

9月のW杯予選にどれだけの選手が選ばれるのかを楽しみにしたいと思います。(ネガティブな意味でのサプライズはいりません)

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チームとして体をなしていない ~東アジア杯 対韓国代表戦 [サッカー!]

合宿をして、北朝鮮代表と試合をして臨んだ結果がこれか、と落胆するほどの出来でした。

韓国代表のパスワークに対してプレスをかけようとする意志は見えるのですが、いかんせんボールの収まった先に守備に行くので後手後手に回ってしまっていました。
オフェンス時のポジションの取り方や、全体としてのプレスのかけ方といった「約束事」がどれだけ徹底されていたのでしょうか。
例えば、倉田選手が前線からプレスをかけたのに、後ろが連動しなかったシーンで、倉田選手が苛立つ素振りがありました。
守備網が粗いので最終ラインがズルズルと下がってしまい、ボールを奪取できても低い位置のために攻守を切り替えた相手のプレスに晒されてしまい、苦し紛れのパスが相手に渡ってしまう━━という悪循環に嵌っているように感じました。
攻撃に関してもサイドでの連携がほとんど見られず、相手と対照的でした。
この辺りはチームとしての意思統一があるはずで、それが機能していないというのはハリルホジッチ監督をはじめとしたスタッフがなにをしているのかと疑問に思いました。

選手起用にも疑問がありました。判断スピードや技術が伴っていない選手、パスミスを繰り返す選手をなぜ起用するのか。それだけお眼鏡に叶う選手がいないのか。
不慣れなポジションで安定したパフォーマンスを見せた遠藤選手や代表初召集で好プレーを見せた倉田選手や藤田選手のような例もありましたが、逆にそうでない選手との落差が大きかったです。
チーム作り、選手選考も兼ねているとはいえ、そのベースとなる選手起用にクエスチョンがつきました。

いいプレーも少なからずありました。山口選手の同点ゴールの後、後半入って暫くまではいいペースで試合を運べたと思います。中盤でのプレスが効いて、選手間の距離感がよく、パスが回ってというプレーが続いていました。
これってザッケローニ監督時代に見たシーンだなぁと思いました。メンバーは変わっているのでスムーズな連動性とまではいかないまでも、少ないタッチでのパス交換で体格に勝る相手のマークを引き剥がしてゴールに向かう、そういった、これまでしてきたサッカーでした。
個人的には日本人に合ったサッカーなんじゃないかとは思います。ただそれだけでは世界で戦うことができないわけで、なにかしらの色付けが必要なのだと思います。
思うに、従来のサッカーにハリルホジッチ監督のいう「縦に早いサッカー」を積み重ねることが理想なんじゃないでしょうか。そういった方向性をサッカー協会とハリルホジッチ監督が認識を共有しているのでしょうか。ザッケローニ監督でW杯で結果が出なかったからご破算にして━━というのではなく。残念ながらこの2試合では感じ取れませんでしたが。

優勝の可能性がなくなってしまいましたが、次戦は地元・中国代表とです。完全アウェーですが、せめてもの意地を見せてほしいと思います。

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必然の敗戦 ~東アジア杯 対北朝鮮代表戦 [サッカー!]

国内組で臨んだ真剣勝負の場でしたが、サッカー協会、選手の力量が露呈してしまった試合でした。

代表初選出の遠藤選手のクロスから、これまた代表デビュー武藤選手が幸先よく先制点をあげたまではよかったのですが、そこからたたみかけることができませんでした。
少なくとも3回はあった決定機を決めていれば楽な試合になったはずでしたが、利き足に持ち替えたりファーストタッチを誤ったりしたために相手に防がれてしまいました。
また、なかなか前線でボールキープできませんでした。意志の疎通を欠いたパスも多く、苦し紛れのクリアもあり、みすみす相手にボールを渡してしまうために守備陣が一息入れる時間がありませんでした。

北朝鮮はロングボールを放り込む戦術だったために全体的に間延びしたこともボールキープできない要因のひとつだったと思います。最終ラインで弾き返しても、こぼれ球のほとんどを拾われていました。

スタメンを見て気になったのは、「気の利いたプレー」をする選手がいないことでした。ボールを落ち着かせたり、相手をいなしたり、ワンタッチ・ツータッチでパス交換をしたりと、相手を走らせることのできるプレーヤーです。
ゲームメイカーの柴崎選手が途中出場しましたが、全体的に運動量の落ちている状態では挽回するのは難しかったのではないかと思います。既に中盤の頭の上をボールが飛び交う状況では。


コンディションもよくなかったようです。高温多湿な環境に選手はスタミナ切れを起こしていたようでした。
しかし、こういう環境でのゲームというのはもう何十年と経験してきたことであり、サッカー協会として十分な蓄積があるはずで、それが活かせていたとは思えませんでした。
また、アジア各国が日本に対して行ってくるロングボール対策というものもサッカー協会としては経験があるわけで、チームに落とし込むことはできなかったのでしょうか。

課題山積な幕開けになりました。次戦の韓国代表戦では改善された試合を観たいと思います。

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MOMはGK川島選手です ~W杯2次予選 対シンガポール代表戦 [サッカー!]

タイトルはもちろん皮肉です。一番プレー機会のなかった選手がMOMに相応しい。
長いこと代表戦を見ていますが、ここまでダメダメだった試合は記憶にありません。

間違いなくこの試合のMOMはシンガポール代表GKでした。それくらい神がかったプレーをしていました。
ですが、GKの手の届かないところにシュートすればいいだけの話で、そういったシュートはバーやポストを直撃したり、枠を捉えられなかったものでした。単純にシュート精度の問題で、プレーしている選手が変わらないのに、監督が変わったからといって、その問題だけ解決するわけがありません。

DF4人とMF5人でゴール前にブロックを作る相手に対して、日本代表はさしたる工夫もなく単調なクロスをあげて、アリバイ作りのようなシュートを打つだけでした。

前のイラク代表戦で危惧していた、1トップと3人の2列目の選手が中央に集まってしまうシーンがこの試合でも見られ、結果的にそこだけやたらと人口密度が高く、大渋滞を起こしていました。
これではパスを通すことも相手DF間のズレを生み出すこともできません。

内田選手、長友選手の不在も痛かったです。いつまでもこの2人を当てにしてもいけないのですが、より深い位置までえぐってのクロスや連携でサイドを崩すパターンがあればなにかしらの変化があったはずです。
その意味では両SB、特に右SBの酒井選手の出来は酷すぎました。クロスの精度が低いだけでなく再三のパスミスで相手の逆襲を喰らっていました。

ハリルホジッチ監督の采配も疑問符がつきました。意図のまったく見えない攻撃的選手の投入でパスの出し手が減っただけでなく、ゴール前の渋滞をより悪化させました。
交代出場した3人の選手が機能したとはいいがたいものでした。

交代選手を含めてアタッカー陣に高さのある選手がいませんでしたので、終盤にDF吉田選手を前線にあげてパワープレーに出てもよかったのではないかと思います。監督の指示がなくても選手で決めてもよかったのではないでしょうか。



試合後にスタンドからブーイングが飛んでいたようですが、それも遅いと思いました。試合内容からしたら、後半途中からスタジアム全体でブーイングが起きてもおかしくない試合だったと思います。
発煙筒を焚いたりするのがいいとはいいませんが、ブーイングで選手に奮起を促すこともサポーターにできることです。


「結果を重く受け止めて」「修正する」ばかりの選手のコメントですが、9月に予定されているカンボジア代表戦までに変化があるのでしょうか。

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こんなチームだっけ? ~親善試合 対イラク代表戦 [サッカー!]

スコアは4-0と快勝ですが、残念ながら手応えの感じない試合でした。

物見遊山な来日ではないでしょうが、イラク代表はアジアカップベスト4とは思えないチームでした。
ラインが高い割にはプレスが甘くて、何度も縦パスで裏を取られていました。個々の当たりもそれほど強さを感じませんでした。
確かに日本代表のパスワークは相手守備にズレを生じさせていましたが、試合を通して修正できなかったレベルには「強化試合」の疑問符がつきます。

日本代表は攻守の切り替えが早く、ハリルホジッチ監督の目指す早い攻撃ができていると思いました。
その意味では1点目の柴崎選手のパスはよかったです。これだけでなく、柴崎選手は精度の高い有効なパスを供給して得点機に絡んでいました。

守備ではロングボールへの対応で危険なシーンがありました。
こぼれ球を拾われると、(特に中東は)強烈なミドルシュートがあるので注意してほしい場面でした。

今後のことを考えると、目についたのは遅攻時のバランスの悪さです。アタッカー陣全員が中に入ってきてしまう動きが見られました。
W杯2次予選では引いて守る相手が多いと思います。スペースのないゴール前でのポジショニングの工夫を求めたいです。

来週はシンガポール代表との試合です。初戦をホームで戦えるのはアドバンテージがあります。
快勝を期待しています。

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滅茶苦茶だ ~AFC U-23選手権予選 [サッカー!]

リオ五輪の予選を兼ねたAFC U-23選手権予選ですが、マレーシアを舞台に中1日で3試合。しかも6試合を同一会場で行い、しかもしかもスコール続きでピッチはグチャグチャ。日程も会場も肉体も最悪のコンディションだったと思います。
他の組も同様のスケジュールだったんですね。AFCはなにを考えてこういう計画を立てたんでしょう。

そんな中でマカオ代表、ベトナム代表、マレーシア代表に3連勝してAFC U-23選手権(リオデジャネイロ五輪最終予選を兼ねる)の出場権を獲得しました。

試合を重ねるにつれて試合内容は悪くなりました。相手のレベルが上がったことで苦戦したのはあるのですが、それ以上にピッチ状態の悪さに手を焼いていたように思えます。
また、中1日の試合日程のため選手を入れ替えて起用(実際に全てのフィールドプレイヤーが起用されました)したために連携が悪かった面もあります。逆にいえば海外組との融合やサブを含めた選手の底上げという効果がついてくるという期待もあったのですが、いい結果にはつながらなかったように思いました。

引いて守る相手に対してサイド攻撃を仕掛けていましたが、クロスの精度・タイミング・場所に問題があり、相手にはね返されていました。また、2列目からの飛び込みがなかったです。相手にとっては対応しやすかったのではないでしょうか。

技術はあるのでしょうが、それが競った場面やトップスピードで発揮されるものではなく、本当の意味での技術となっていないように思います。

3試合とも無失点に抑えられたのですが、危険なシーンも多くあり、必ずしも盤石というわけではありませんでした。

来年1月には最終予選が行われますが、今のままでは非常に不安です。
とはいっても、いつも五輪予選ではこんなことを言っているわけで、所属クラブで出場機会を得られていないために技術・フィジカルを磨けないというのが恒例となっています。
この問題を解消するためにJ3にU-22選抜チームが参戦しているわけですが、なかなか結果がついてこないようですね。

とはいえ実戦でしか実力は磨けないので、最終予選まで切磋琢磨してほしいと思います。

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アピールターイム(笑) ~親善試合 対ウズベキスタン代表戦 [サッカー!]

得点シーンはいずれも選手の特徴が出たものでした。なかでも青山選手のボレーシュートと宇佐美選手のドリブル突破からのシュートは素晴らしかったです。(宇佐美選手のゴールを真っ先に祝福した柴崎選手が意外でした)

ハリルホジッチ監督の特徴である「縦への早い攻撃」と「激しい当たり」を選手が意識していたと思います。選手全員が出場機会を与えられたことでアグレッシブなプレーを披露していました。
なかでも「激しい当たり」というのは所属クラブ、ひいてはJリーグでも継続してほしいプレーです。

前半はミスもあり、ウズベキスタン代表の屈強さやロングパスで陣形が間延びしてしまったことで有効な攻めの形が作れませんでした。それでもサイドチェンジを交えて左サイドの乾選手が好機を作り出していました。

後半に入って得点シーンが増えるのですが、ハリルホジッチ監督の采配が光ったと思います。
試合後の記者会見で「後半は罠を仕掛けた。我々はブロックを下げたが、これはわざとだ。相手を来させて、スペースを空けた。そしてボールを奪って素早く攻めた。それによって4点取った」という狙いがあったそうです。
また、ボランチ(というアンカー)に本来はCBの水本選手が入ったことで変則的な3バックになり、両SBの攻め上がりの自由度が増えたように感じました。それが岡崎選手のゴールにつながったと思います。

ただ、後半のゴールラッシュは相手の運動量が落ちたことを考慮しなければなりませんし、交代出場したフレッシュな選手のゴールということもあります。(そうはいっても素晴らしいゴールに違いはありません)
手放しで「強くなった!」ということではないでしょう。

おそらくはこれから守備に関する決まり事を浸透させることになるのでしょう。
前戦に比べると相手への距離が短く、プレスが弱く感じました。ウズベキスタン代表の攻撃に後手後手に回る場面もありました。サイドを突破されるシーンも多くありましたし、相手のシュートミスに助けられた決定機もありました。

6月のW杯予選が楽しみです。

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前半と後半 ~親善試合 対チュニジア代表戦 [サッカー!]

同じ日にA代表とU-23代表の試合があるってのは、記憶にないです。両方見たいので大変だ ^^;

前半で代表初招集やキャップ数の少ない選手を先発させ、後半にアギーレ前監督時代の主力を出場させるというハリルホジッチ新監督が采配を見せました。
目新しさも追求しつつ、勝利を求めるという二兎を得たのではないでしょうか。監督色をネタにしたいテレビ局などのメディアにも、スター選手を出してほしいスポンサーにも、その両方をみたいサポーターにも応えた三者両得ですね。

前半はやはり連携のズレが多くみられました。
縦パスがキーワードとして言われますが、クサビのパスなのか裏を狙うパスなのかという共通意識のズレがありました。まあ、仕方のないことですね。まあ、前線に武藤選手、川又選手、永井選手とスピードのある選手を配しているので指揮官の意図は自明ではあると思うんですが。
もう一つのキーワードの激しい守備については、前線からの追い込みというのはできていましたが、こちらについては懐疑的です。当たり負けする日本代表を見てきた身としては一朝一夕に強靭な体に変化することは難しいと思っているからです。もっともサッカーの根本的で原始的な姿を植え付けるのは有効だと思いますが。(更にいえば、Jリーグでそうしたプレーが日常的にする必要があって、それはハリルホジッチ監督の職務ではなく、日本サッカー協会、Jリーグ(と審判)の責務でしょう)

後半途中からは満を持して(?)本田選手、香川選手、岡崎選手を投入しました。そして代表初キャップの宇佐美選手もデビュー。
途端に連動性が上がるのは仕方のないことで、はるばるアフリカからやってきたチュニジア代表の走力が落ちたこともあって、岡崎選手のヘディング、本田選手の詰めで2得点を挙げました。

ともあれ、どんな状況だとしてもきっちりと得点を決めることのできる選手(岡崎選手、本田選手、そして決定機を演出した香川選手)を越えることは並大抵じゃないですね。

この試合と次のウズベキスタン代表との親善試合だけで6月からのロシアW杯の選手選考をするには厳しいような気がしますが、いろんな経緯があったことなので仕方ないですかね。

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壮行試合って昔からこうだったよな ~親善試合 対U-22ミャンマー代表戦 [サッカー!]

相手には非常に失礼なのを承知で、このマッチメイクになんの意味があるのかわかりませんでした。

3.11という日を重視したためか国際Aマッチデーでもなく、アジア以外の国を招待するのも難しいのはわかるのですが、日本が敗退した今年のU-20ワールドカップ出場を決めたミャンマー代表はサブ組が来日していたそうで、プレーの精度を見ていると大量得点も手放しでは喜べなかったです。

それでも手数をかけない縦への早い攻撃とゴールライン際まで侵入してのサイドアタックは、指向性としてよかったと思います。
また、ゴールシーンも多彩で、何度も相手の守備を崩していました。
それだけに実力の拮抗している相手でどのくらい通用するのかを見たかったです。

後半はメンバーを代えたせいもあってか、次第に尻すぼみでした。
得点をあげたのも鈴木選手と中島選手が4点ずつ。得点者が偏っているのもあります。
五輪予選はマレーシアで中1日というありえない強行日程ですので、誰が出ても遜色ないゲーム内容が求められると思いますが、その点ではやや不安がありました。

であれば、初戦・次戦で大量得点で勝利して予選通過を決めてほしいと思います。
頑張ってください。

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当然の帰結 ~アジアカップ 決勝トーナメント 対UAE代表戦 [サッカー!]

悪癖が顔を覗かせての結果です。

開始早々の失点がすべてだったと思います。スペースにボールを蹴り込んでくる相手に対して、マークもカバーも甘かったためにフリーでシュートを打たれてしまいました。パスの出し手に対してのプレスもかけられていませんでした。
中2日の試合間隔による疲労だとか、エアポケットだとかと言ってしまえばそれまでですが、攻守の切り替え、コンパクトな布陣、早い寄せというそれまで遂行してきたことが全て遅くなってしまっていました。
結果的にはこれが重くのしかかってしまいました。

先制をしたことでUAE代表は守備を固めます。日本の3トップに対して4バックで対応するために手詰まり感が強いように思いましたが、インサイドハーフのスペース突破やサイドバックの攻撃参加によって多くの好機を作りだしましたが、ゴールは奪えず。
ただ、クロスに関しては「1,2の3」というリズムで相手に準備する時間があり、効果的だとは思えませんでした。
柴崎選手のゴールで同点に追いついたのは後半36分と遅い時間でした。
それからも勝ち越すチャンスを活かせずに延長を戦った末のPK戦で敗退が決まりました。

敗因は得点できなかったことに尽きると思います。
35本のシュートのうち、枠内に飛んだのはたったの8本。フリーでシュートをしたのにGKの正面だったというものも数多くありました。
1トップの岡崎選手と、右WGの本田選手にはしっかりとマークが付いていたのでほとんどノーチャンスだったのですが、乾選手や武藤選手がどフリーでシュートを外したシーンは失望ものでした。

さらにいえばグループステージで得点機を逃し続けたことが遠因だと思います。
例えば、イラク代表戦で本田選手が3本のシュートをゴールに結びつけることができなかったのですが、3本のうち2本でも決めていれば続くヨルダン戦で選手の入れ替えをして、スタメンで出ていた選手の疲労回復を図ることができたと思います。他の逸した好機についても同様です。

この敗戦の責任は選手にあると思っています。決めるところを決めきれなかったことが自身に跳ね返ってきたということ。

惜しむらくは登録選手中7選手(GK含む)が出場機会を得られなかったことです。監督の判断ではあるのですが、選手層の底上げという観点からするとあと3~4人は代表キャップを刻んでほしかったです。

チームとしても選手としても成長する絶好の機会がここで終わってしまったことは残念でなりません。

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