若者のマナーが悪いっていうけど…

12/21付けの日経新聞の夕刊で、名前は失念しましたが、ある中年の作家のコラムだったと
思うのですけれど、読んでいて違和感ありありでした。

要約するとこんな感じだったかな。
--ある日電車に乗ったら、若者のマナーの悪さが目に付いた。ホームで酔いつぶれる若い女性、
　座席に足を広げてヘッドフォンから音を漏らして、注意した年配の女性に悪態をつく若者。
　彼らの他者を意識しない振る舞いは、不祥事にも責任を取らない政治家や役人が遠因である--

字数の制限があるために、ある程度伝えたいことが伝わってないのは仕方ないけれど、無理矢理
こじつけている感もなくはなかったです。
今の若者が政治家や役人なぞに範を求めているわけないし。

マナーが悪いのは中年・老人もレベルは同じです。
酔いつぶれる、酔って絡む、電車の中で携帯で通話する、仲間と大声上げて話し笑う…。

政治家や役人を槍玉にあげるのは簡単ですが、そもそも日本人のマナー自体が崩壊している
ことを憂うべきなのではないかと思いました。その意味では、同じく日経夕刊にコラムを書いている
児玉清さんのほうがはるかに共感できました。
そういう自分はどうなんだ？　温和しく本を読んでます。本に没頭することで逃避しているとも
いえるかもしれない…。