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柴田錬三郎さん「御家人斬九郎」 [本☆☆☆]

御家人斬九郎

御家人斬九郎

  • 作者: 柴田 錬三郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1984/09
  • メディア: 文庫

時代小説の御大を「さん」付けで呼ぶのもおこがましいのですが、ここはこのブログの慣例
ということで許してください。

フジテレビで時代劇化されたのでご存知の方も多いかと思います。渡辺謙さんが不世出の
剣豪で貧乏御家人、その母でグルメゆえに家計を逼迫させる麻佐女に亡き岸田今日子さん、
残九郎の幼馴染で深川芸者に若村真由美さんというキャストで毎回楽しみにしていました。

ドラマが原作通りに作られていたので、キャストそのままにイメージしながら読めました。

徳川家と祖を同じくするも今は貧窮生活の御家人の松平残九郎、大名家や豪商の
公にできない不祥事を引き起こした咎人を斬首する副業から「斬九郎」という異名を
とる剣の達人がニヒルに、時には男気を見せながらも事件を解決していきます。

残念なのは6つの短編しか書かれなかったことです。
鬼平犯科帖までとはいかなくても、もう少し書いてほしかったです。


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