三浦しをんさん「夢のような幸福」 [本☆☆☆]
妄想を語らせたら、穂村弘さんと並び立つんじゃないかと密かに思っています。
そんな三浦さんのエッセイは、趣味に走りすぎるととてもついていけないのですが、今回は趣味に走りすぎることもなく、なんとかついていけました ^^;
一番の盛り上がり(もちろん、ご本人の…)は「ロード・オブ・ザ・リング」のアラゴルン(ヴィゴ・モーテンセン)に一目惚れしちゃったために、彼の出演作を観るくだりです。「G.I.ジェーン」と「クリムゾン・タイド」を観るのですが、そのツッコミが面白い。電車の中とかで読まなくてよかった。家でげらげら笑ってしまいました。「G.I.ジェーン」を評して「ハードな『スチュワーデス物語』」って…。
その他、漫画「愛と誠」で愛について考察したり(当然ツッコミ付き)、南の島でゆったりするのになぜか青森経由で日本縦断したり、水着の試着エピソードあり、弟との毒舌バトルあり、と飽きさせてくれません。
多少(?)マニアックなので、毛嫌いする人や生理的に受け付けない人にはお勧めできませんが、そうでない方はどうぞ。お勧めです。
コメント 0