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DVD「僕の彼女はサイボーグ」を観ました [映画・DVD]


僕の彼女はサイボーグ 通常版 [DVD]

僕の彼女はサイボーグ 通常版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
  • メディア: DVD



「サイボーグじゃなくて、アンドロイドじゃん」と思ったのですが、欧米では『ターミネーター』もサイボーグと捉えるらしいですね。『サイボーグ009』や『ロボコップ』からすると、定義が曖昧になっているような。

「猟奇的な彼女」「ボクの彼女を紹介します」などの代表作のクァク・ジェヨン監督作品(でもスタッフロールを見ると他は日本人)です。いい意味でも悪い意味でも監督らしさが出ていると思います。日本が舞台なんですが、どこか日本ぽくない、東アジアという感じの街の景色も目新しかったです。

心優しくも冴えない大学生のジローが一人寂しく誕生日を祝っている目の前に、一人の女性が現れます。彼女は未来のジローが心血注いで作り、彼に降りかかる災難から守るために過去の自分に向けて送り出したサイボーグでした。それから奇妙な共同生活が始まります。

ストーリイはシンプルかと思えばしっかりと伏線があって、破綻もなく疑問に思った点もしっかりと答えが提示されています。
ただ、細かいところを挙げれば、タイムパラドクスは無視されていますし、ある意味で恋愛ものではあるが…とか、ジローの故郷を訪ねるシーンは必要かなどいろいろ気になる箇所はあります。
また、キャラクタ造形は監督の代表作にそっくりですし、いくつかの場面でデジャヴが… ^^;
オリジナリティという点でどうかなぁ、と思ってしまいました。

キャストはよかったと思います。
小出恵介さんは情けない男子を好演していますし、なんとか「彼女」に自分の想いを伝えようとする気持ちが伝わってきました。どんな役もこなす人だなー。
綾瀬はるかさんはサイボーグ役という難しい役柄を感情を抑えた演技でこなしていましたし、表情豊かなシーンではキュートな魅力にあふれていました。他のドラマなどで眉間にしわを寄せる役も多いですが、こちらのほうが数段いいと思いました。

ラストシーンは予想外でした。やられたというのと、反則技だというのと。

満点とはいいがたい作品ですが、エンターテイメントとして楽しめる作品だと思います。

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