SSブログ

シュートは枠に… ~親善試合 対ペルー代表戦 [サッカー!]

うーむ…。枠に飛んだシュートがなかったんじゃないか?
結果も内容も不完全燃焼でした。

前半は3-4-3のテストに見受けられました。
右SBに栗原選手。SHに初選出の西選手と返り咲きの安田選手。右WGに関口選手。それ以外はほぼ不動のオーダーでした。
後日、本田選手がコメントしているように、フォーメーションというのはあくまで「配置」であってサッカーにおいては状況や選手自身の判断によってポジションがめまぐるしく変わります。それを前提にしたいと思いますが、それにしても「縛られて」いたように思います。
「先生の言うこと聞かなきゃ」という日本人の悪い癖ですね。
攻め込まれると両SHが引いてしまって5バック気味になってしまっていました。3-4-3では高い位置で数的有利を作ってボールを奪うというのがひとつの目的だと思うんですが、ボール奪取の決まり事が不完全なせいなのかこなれてないのかペルーの選手が上手なのか(全てでしょうね)ずるずる下がってしまっていました。
5-2-2-1の形になってしまうことで前線がそれぞれ孤立してしまい、連動性のある攻撃が見られませんでした。
前半の中頃からそういった点が改善されて、両サイドから攻撃の形がいくつか見られましたが、厚みというものを感じることができませんでした。どうしてもSHと両WGが将棋の香車の動きになってしまって、真ん中が薄くなるような気がしました。
解説の松木さんの「ガーッとボールを持っていって、ドーンとゴールを決めりゃいいんですよ」というコメント(^_^;)はごもっとも(ですが、それではモダンフットボールじゃないよなあ)。

後半はいつもの4-2-3-1に戻しました。
はじめのうちはやり慣れたシステムということもあるのと、トップ下に入った本田選手にボールが収まるので高い位置で安定していたように思います。前半はボランチの遠藤選手と長谷部選手がボールキープするものの、ペルーのチェックにかかってボールロストするシーンもあって危険でした。そこが3-4-3と4-2-3-1の違いでしょうか。
サイドに長友選手が入って、さらに活性化します。長友選手からのクロスや、いい位置でのFKなど、それなりに見せ場はありましたがシュートがゴール枠に行かず得点の気配はなし。
逆に選手交代で表れた選手間のギャップによってマークや受け渡しがルーズになってペルーにシュートの雨を浴びることに。GK川島選手のセーブで事なきを得ましたが、そのまま0-0のドローに。

3-4-3のシステムについては時間がかかるでしょうね。それまでの4-2-3-1と選手の役割が異なる部分が多いので各選手の整理とチームとしての熟成が必要になるでしょう。それをW杯予選までの残り2試合でどうこうできるとは思えません。オプションとして少しずつ積み上げていったほうがいいと思います。

後は交代で入った選手によってチームの質が落ちることがないようにしないと。それは選手個々のポテンシャルの問題ではなく、誰が入っても同じことができるようなチーム作りなんだと思います。
これも時間がかかる問題でしょうが、気長に進めてほしいと思います。

次は6/7のチェコ代表戦ですね。どんなパフォーマンスを見せてくれるか、楽しみです。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。