圧勝！ ～親善試合 対韓国代表戦

永遠のライバル、韓国代表に3-0の圧勝でした。他にポストを叩いたシュートや、惜しいFKもあり、もう少し点差は開いていたかもしれません。

まあ、南アフリカW杯前の壮行試合では逆の立場だったのですから、偉そうなことは言えません。Kリーグは八百長疑惑で揉めているし、主力が故障気味だったわけで、万全ではなかったようですし。

とはいえ、日本代表はアジア杯優勝からいい流れを継続できていると思いました。
左SBに故障の長友選手に代わって駒野選手(本当に右左で頑張ります)が入った他は従来と同じメンバーです。ボランチの遠藤選手、長谷部選手の差配から組み立てられるパスは1トップの李選手にセカンドアタッカーの本田選手、岡崎選手、香川選手がいい距離感で絡んで流動的に動き回ります。
開始早々から少ないタッチでのパス交換で相手に的を絞らせない攻撃で圧倒します。

相手がスピードに対処できるようになった時間帯には潰されるシーンも多くなってきたのですが、攻撃のリズムは変わらず、遠藤選手らしいタメからのパスを李選手がヒールで落とし、香川選手が相手DF2人の間をすり抜けるようにしてゴール！3人の選手の特徴が出たゴールシーンですが、それ以外にも周囲の選手の動きによってDFを引き連れたことでパスコースが生まれていました。

岡崎選手の負傷交代で清武選手が入ります。スピードと技術を持ったU-22代表の選手です。C大阪で香川選手と一緒にプレーしていましたから、連携面で楽しみです。

結果的に清武選手のアシストで追加点が生まれます。

後半早々に駒野選手がゴールライン際を突破して強烈なシュートを放ちます。GKが弾いたボールを清武選手がワンタッチで本田選手へ。丁寧にゴールに流し込んで追加点！
目の前に転がり込んできたボールだと、ワントラップしてシュートという欲にかられそうですが、よりコースの選択肢がある本田選手のポジションの見極めと、GKが振り回されることでゴールの確率が高くなるということを一瞬で判断した(かどうかはわかりません。遠慮しただけ？)清武選手にスゲーと思っちゃいました。

間髪を置かず、ショートカウンターでフリーになった清武選手がゴール前に飛び込んできた香川選手に強いパス。これを香川選手がワンタッチで流し込んでゴール！C大阪で培った連携から生まれたゴールでした。

その後も本田選手のFK(GKが弾き出す)、カウンターからの内田選手のシュート(ポストに当たる)とチャンスを作ります。

ただ、懸念点は残りました。
後半途中から控え選手を投入してテストしたのですが、そこから韓国代表に反撃を許すようになりました。攻守にわたって連携が落ちたのと、不用意なミスが目に付きました。GK川島選手の鬼の形相が出ていましたね。
試合の大勢は決まっていたというのもあって、プレーするのには難しい環境だったかもしれませんが、きちんと試合を終わらせてほしかったです。
バックアップとして目途が立ったかという点でも不安は残りました。

いよいよブラジルW杯3次予選です。
難敵揃いですが、今の日本のサッカーをすれば突破可能だと思います。