乾くるみさん「カラット探偵事務所の事件簿 2」 [本☆☆☆]
日常の謎系のお手軽ミステリです。シリーズ第2弾。
「小麦色の誘惑」「昇降機の密室」「車は急に…」「幻の深海生物」「山師の風景画」「一子相伝の味」「つきまとう男」の7編が収められています。
“あなたの頭を悩ます謎を、カラッと解決いたします”―閑古鳥の啼く「謎解き専門」の探偵事務所に持ち込まれた七つの事件を、探偵・古谷が鮮やかに解決!密室状態の事務所から盗まれたあるものを見つけ出す「昇降機の密室」、駐車場の追突事件の真相を暴く「車は急に…」、急死した父親が残した秘伝のたれのレシピを探す「一子相伝の味」など、ミステリの名手による連作短篇集。
(「BOOK」データベースより)
所長の古谷の方針で「謎解きだけを専門に扱う」というコンセプトの探偵事務所だけに他愛もない謎ばかりなんですが、謎解き自体はしっかりと構築されていてそれでいて手軽に読むことができます。
井上の心境の変化か? 次作が楽しみです。
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