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大勝の陰に課題あり ~リオ五輪最終予選 対タイ代表戦 [サッカー!]

4-0と快勝でした。グループリーグを1位通過も決めました。まずはおめでとうございます。

攻撃陣が爆発したのは勢いが出て、いいことだと思います。
得点の形もサイドあり中央突破ありとバリエーションに富んでいましたし、得点に絡んだ選手も多様でした。特定の選手に頼らない、様々なパターンで攻撃できるということは対戦相手にとってはターゲットを絞らせないという点で有利ではないかと思います。

鈴木選手の先制点や久保選手の追加点、浅野選手のポスト直撃シュートなど、縦に速い攻撃が結果に結びついていました。スピードのあるFWを揃えているので、これがこのチームの特色なのかもしれません。

一方で右サイドのSH矢島選手とSB室屋選手の連携から好機を作り出していました。そこにボランチやFWと三角形を作ってプレスをかいくぐっていました。
こういった距離感は北朝鮮戦ではなかなか見られなかったものです。
これが左サイドやゴールの近い位置でもこういった連動が見られれば、もっとチャンスが生まれると思います。

守備はというと、2試合続けて完封しましたが、PK(相手キッカーが足を滑らせて失敗)を与えるシーンもあり、万全とはいえないものだったと思います。
パスを繋ぐ相手に守備陣を引っ掻き回されていて、ボランチの遠藤選手や両CBの踏ん張りがなければもっと危険なシーンは多かったと思います。

一番気になったのは前線からのプレスが全く効いていなかったことです。プレスはかけているのですがかわされてしまい、連動した守備網というものが機能していませんでした。これによって対応が後手後手に回っていたように感じられました。
決勝トーナメントに出てくる国のFWはもっと決定力があると思いますので、そこにボールを渡さないようにしなければ。
プレスが効いていれば高い位置でのボール奪取とショートカウンターのシーンがもっとあったと思います。それはスピードのあるFWを活かすことにもなると思います。

これから守備の約束事や共通理解というものを植え付けるのは時間的に難しいとは思いますが、「網目」を少しでも細かくしてもらいたいと思います。過密日程で厳しいのは承知の上で。

次戦のサウジアラビア戦は選手や戦術のテストの意味合いが強くなると思います。
チーム全体の底上げや連携アップに繋がれば、と期待します。

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