東川篤哉さん「謎解きはディナーのあとで ベスト版」 [本☆☆]
うーむ、こういう売り方もありか。
「二股にはお気をつけください」「アリバイをご所望でございますか」「犯人に毒を与えないでください」「殺意のお飲み物をどうぞ」の4編が収められています。
著者が自選した傑作3編+書き下ろし新作!
山奥のホテル『奥多摩荘』で、国会議員・梶原竜之介の七十歳の誕生日を祝い、後継者となる息子をお披露目するパーティが開かれる。招待された麗子は、執事の影山を伴い、ドレスアップして会場に赴いた。
賑やかな宴の最中、男性客が飲み物に毒を盛られて死亡する事件が発生。さらに、長雨による土砂崩れで奥多摩荘に通じる山道は通行不能となり、客たちは会場に閉じ込められる。
警視庁に栄転した風祭警部の登場で、元上司とまさかの再会を果たした麗子は、真相を究明すべく事件に挑むが・・・・・・!?
シリーズ累計400万部を突破した国民的ミステリの、あの3人が帰ってきた! 著者自らセレクトした傑作3編と、書き下ろし新作『殺意のお飲み物をどうぞ』を収録した豪華ベスト版!
(出版社HPより)
「二股にはお気をつけください」は『謎解きはディナーのあとで』、
「アリバイをご所望でございますか」は『謎解きはディナーのあとで2』、
「犯人に毒を与えないでください」は『謎解きはディナーのあとで3』、
「殺意のお飲み物をどうぞ」が書き下ろしとなっています。
読んだのが随分前だったのでほぼ忘れていました。なので面白く読めました。
トリックや伏線などミステリ要素もさることながら、やはり麗子と影山の遣り取りが面白いです。
書き下ろし作も風祭警部が栄転していて本庁捜査1課所属へとエリートコースに乗っているのに相変わらずだったり、影山の暴言っぷりも懐かしいです。
トリック(?)もなるほど、ありえるかもと思いながらも、偽装工作には疑問符がつきました。
次は完全新作を期待します。
2020-10-26 08:28
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