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東川篤哉さん「探偵少女アリサの事件簿-溝ノ口より愛をこめて」 [本☆☆]


探偵少女アリサの事件簿 溝ノ口より愛をこめて (幻冬舎文庫)

探偵少女アリサの事件簿 溝ノ口より愛をこめて (幻冬舎文庫)

  • 作者: 東川篤哉
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2016/10/07
  • メディア: Kindle版



新シリーズです。思ってもみない探偵役という設定は東川さんならではですが、トリックが弱く、無理があるように思いました。

「名探偵、溝ノ口に現る」「名探偵、南武線に迷う」「名探偵、お屋敷で張り込む」「名探偵、球場で足跡を探す」の4編が収められています。

名探偵は小学生!?
天才探偵少女とヘタレ三十男の迷コンビが難事件に挑む!
東川篤哉、最新ユーモア・ミステリ!

就職先のスーパーを誤発注した大量のオイルサーディーンとともにクビになり、地元で「なんでも屋タチバナ」を始めた、俺、橘良太。 三十一歳、独身、趣味はナシ、特技は寝ること。そんな平凡な三十男の俺にある日、子守り依頼が舞い込んだ。
報酬につられて出かけた豪邸で待ちかまえていたのは、ロリータ服の美少女。
わずか十歳にして自らを探偵と信じる無垢で無謀な少女、綾羅木有紗だった――。
「ねぇ、おじさん、あたしのこと、ナメてんじゃないの?」

なんでも屋の良太の前に現れた、探偵を名乗る十歳の美少女•有紗。
有紗に殺人鬼の濡れ衣を着せられた良太は、事件を一緒に調べることになって……。
(出版社HPより)

なんでも屋の橘良太と子守を頼まれた十歳の美少女 綾羅木有紗の凸凹コンビが事件を解決します。
良太と有紗の掛け合いの面白さやおバカな展開など安定のユーモアミステリです。

有紗の両親は世界的に有名な探偵・綾羅木慶子と 全国的に有名な探偵・綾羅木孝三郎。 このくだりの度に父・孝三郎が涙目になるのが毎度のことながら可笑しいです。

各話ともそれぞれ異なるトリックで、緩ーい仕掛けながらもなかなか謎解きするのが難しいです。
この辺りが東川さんの絶妙なさじ加減なのかな、と思います。

事件解決のシメは有紗のミサイルキック。コミック的ですね。

続編の副題は「今回は泣かずにやってます」。本当か?

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