畠中恵さん「おおあたり」 [本☆☆]
シリーズ第15弾です。もう、ですね。
「おおあたり」「長崎屋の怪談」「はてはて」「あいしょう」「暁を覚えず」の5編が収められています。
江戸の大店長崎屋の病弱若だんなは、この夏も寝込んでばかり。父上の仕事の手伝いをもっとしたいのに、心配性の兄や達に止められなかなか上手くいかない。一方、菓子作りの修業中の若だんなの親友・栄吉はようやく美味しい「あられ」を作れた! それなのに、なぜか栄吉の婚約が窮地に!? 若だんなは彼を救えるの~?
(出版社HPより)
「大当たり」をキーワードにしています。とはいえ、いいことも悪いことも「大当たり」はあるわけで様々な切り口で物語が展開します。
いろいろな切り口の「大当たり」になるほど~と感心しました。
もはや若だんなの安楽椅子探偵ではなくなっていますが…。
「あいしょう」は仁吉と佐助が長崎屋にやってきて早々の騒動という意味で、仁吉と佐助は小僧姿、幼い若だんなが登場します。
かわいいだろうなあ。