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レオニダス(Leonidas)のチョコレート [お店]

ベルギー王室ご用達のお店なんだそうです。

https://www.leonidas-alex.jp/

カカオ72%のエクストラダークです。

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しつこくない苦みがきて、その後でカカオの風味が広がります。
カフェオレに合います。

トリュフやリカーチョコなど種類も豊富です。

ご馳走様でした。

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太田 忠司さん「名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは美味しく食べる」 [本☆☆]


名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは美味しく食べる (ハルキ文庫)

名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは美味しく食べる (ハルキ文庫)

  • 作者: 太田忠司
  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • 発売日: 2019/02/14
  • メディア: 文庫



名古屋メシとミステリを絡めたシリーズ第2弾です。
前作は明壁麻衣という女子学生の天才的な推理が発揮されましたが、今作は主人公の鏡味龍の悩みと成長と推理が描かれています。

「きしめんと誰にでもある逆むけのこと」「雑煮と言葉にしなかったこと」「おこしもんと壊れてしまった思い出のこと」「生せんべいと道の途中で迷うこと」「ひつまぶしと正しく生きていくということ」の5編が収められています。

東京生まれの名古屋大医学生、鏡味龍が名古屋に暮らして一年半が経った。ある日学食で龍は、ウェブ編集者の平野里央から、「こんなに美味しそうにきしめんを食べるひと、見たことがない」と、「名古屋めし再発見」という連載のモデルに勧誘される。ひつまぶし、おこしもん、生せんべい、インディアンスパゲッティ……名古屋めしと名古屋の魅力が満載の大人気作、待望の第二弾!
(出版社HPより)

前作が手羽先唐揚げ、海老フライ、味噌おでんという王道や、寿がきやラーメンや鬼まんじゅうという変化球が紹介されましたが、今作ではおこしもんとか生せんべいといったそもそも聞いたこともない食べ物が登場しました。うーん、奥が深い。

探偵役が鏡味龍になって、バディがウェブ編集者の平野里央になりました。
切れ味鋭い推理を披露していた明壁麻衣に対して、龍は関係する人たちの立場に立って事件の本質を考え、彼らを傷つけないよう気を配りながら解決します。

龍の繊細さや優しさと、1年の間の成長が見られるとともに祖父母や喫茶ユトリロの常連客たちとの温かい関係性がじんわりきます。

リニア名古屋駅西口の再開発の波に喫茶ユトリロがどうなってしまうのか、気掛かりです。

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大崎 梢さん「スクープのたまご」 [本☆☆]


スクープのたまご (文春文庫)

スクープのたまご (文春文庫)

  • 作者: 大崎 梢
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2018/09/04
  • メディア: 文庫



プリティが多すぎる』『クローバー・レイン』に続く「千石社」シリーズ第3弾なんだそうです。
週刊誌を舞台にしたお仕事小説です。

「取材のいろは」「タレコミの精度」「昼も夜も朝も」「あなたに聞きたい」「そっと潜って」「正義ではなく」の6編が収められています。

憧れの大手出版社「千石社」に入社し、文藝関連のPR誌で充実した日々を送っていた日向子は、突然、週刊誌「週刊千石」しかもまさかの「事件班」への異動を言い渡される。千葉の田舎から出てきた普通の女子大生だった自分が、えげつないスクープ記事・人の命がかかった事件記事を扱う「お近づきになりたくない、イメージの悪い雑誌」を作る側になろうとは! 「無理、ぜったい無理!」怯える気持ちをなんとか隠し、「日本の最前線」週刊誌部員として働き始めた日向子がはじめに任されたのは、モデル事務所の有名イケメン社長の調査と、連続殺人事件の指名手配犯人の関係者への取材だったが――
一緒に働く記者、上司、他部署の同期たち、取材で出会う一般の人、事件の渦中の人物と現実の仕事をする中、「あまりに普通」の日向子に一体何ができるのか。
深まる事件の行方と、スクープ記事の実現にむけて積み重ねる記者たちの真摯な仕事ぶり、迷いながらも記者としての意義を見出していく新人女子のリアリティがグイグイしみじみ読ませる、「プリティは多すぎる」(千葉雄大主演で、日本テレビ2018年10月ドラマ化)、「クローバー・レイン」に続く好評「千石社」シリーズ第三弾!
(出版社HPより)

「プリティは多すぎる」が少女向けファッション誌、「クローバー・レイン」が文芸誌で、今作が週刊誌の駆け出し記者が主人公です。
そう考えると同じ出版社でもまるで毛色が違うんですね。

普段読むことのない週刊誌に抱く印象は主人公の信田日向子と変わりません。
暗部を暴き立て、事件被害者にも群がり生活や過去をほじくり返し、えげつない記事を仕立て上げる。粗暴でニコチンまみれの印象です。

そんな思わず忌避してしまう記者に望まず配属された平凡で地味な20代女子が奮闘するさまが描かれます。

「週刊千石」が現実のどの雑誌をモデルにしているかは、本書の出版社から類推するとして、真摯ともいえる取材姿勢(が本当かどうかは別にして)には感銘を受けました。
フリーライターなど外部のリソースだけに頼らず正社員が事件を追う。人任せにしない。成果がでなくても、どんなに無駄足になっても徹底的に調べる。

会社のトップから現場の下々までが意識して、足を棒にして取材をすることで得られる信頼と積み重ねの成果としての記事への信憑性に繋がる…やや綺麗事と捉えられなくもないですが、ブレない信念を貫くって大変で難しくて苦しいものだよなぁ、と思いました。

あ、ミステリもしっかりやってます。

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恩田陸さん「消滅 -VANISHING POINT-」 [本☆]


消滅 VANISHING POINT (上) (幻冬舎文庫)

消滅 VANISHING POINT (上) (幻冬舎文庫)

  • 作者: 恩田 陸
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2019/01/24
  • メディア: 文庫



消滅 VANISHING POINT (下) (幻冬舎文庫)

消滅 VANISHING POINT (下) (幻冬舎文庫)

  • 作者: 恩田 陸
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2019/01/24
  • メディア: 文庫



閉鎖された空間で入管に足止めされた男女の中にテロリストがいると告げられ、探し出せと言われ…石持浅海さんの作品ではありません。

超大型台風接近中の日本。国際空港の入管で突如11人が別室に連行された。時間だけが経過し焦燥する彼ら。大規模な通信障害で機器は使用不能。その中の一人の女が「当局はこの中にテロ首謀者がいると見ている。それを皆さんに見つけ出していただきたい」と言った。女は高性能AIを持つヒューマノイドだった。10人は恐怖に戦おののきながら推理を開始する。
北米からの帰国者に感染力の高い新型肺炎の疑いが生じる。連行は細菌兵器ゆえの隔離、ヒューマノイド対応だったのか。
テロ集団はなぜ「破壊」でなく「消滅」という用語を使うのか。様々な憶測が渦巻くが依然、首謀者が誰か摑めない。やがて孤絶した空港に近づく高潮の危険。隔離された10人の忍耐と疲労が限界を超え「消滅」が近づいた時、爆発音が!
(出版社HPより)

バラエティー番組でVTRの途中や後で出演者が「なにを見せられてたんだ」という呟きともツッコミともとれるコメントがありますが、この作品もそんな感じです。

シチュエーションは石持浅海さんが得意とするミステリなんですが、そこは恩田陸さん、推理は一向に進みません(笑)
しかも上下巻。長い。

小ネタ満載で、しまいにはテロリスト探しなんてどこかに行っちゃう…。登場人物は多いけれど誰も記憶に残りません。
しかも結末はこれかよーって言いたくなるもの。

まあ、恩田さんらしいといえばらしいんですが。

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水生大海さん「ランチ探偵 容疑者のレシピ」 [本☆☆]


ランチ探偵 容疑者のレシピ (実業之日本社文庫)

ランチ探偵 容疑者のレシピ (実業之日本社文庫)

  • 作者: 水生 大海
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2016/12/03
  • メディア: 文庫



ランチ探偵シリーズ第2弾です。安楽椅子探偵が遠隔操作(捜査?)探偵になるのは新しい!

「その部屋ではなにも起こらない」「密室における十人の容疑者」「小日向家の犬はなぜ狙われる」「秘密の扉を開くのは」「そして、いなくなった」の5編が収められています。

大仏ホームのOL・麗子は「トラブルが起こっている」の一言で、ランチの外食を渋る同僚・ゆいかを誘い出すことに成功。
訪れた洋食店には、呪われた社宅に住んでいると悩む男性が……。(「その部屋ではなにも起こらない」)。
閉ざされた美容室での盗難、命を狙われるペットなど、合コン相手が持ち込む謎にOLコンビが挑む全5話。
(出版社HPより)

テレビドラマは過剰な演出についていけず、早々にリタイアしましたが、本作は事件のバリエーションも増えて楽しめました。
料理の説明や食事の描写も前作より細かく、美味しそうに感じました。

それ以上にゆいかの手作りお弁当が気になります。
レバーとかきんかん(玉ひも)とか入れる?

シリーズ1作目で登場したキャラクターも顔を出して、ランチ探偵ワールドが出来上がりつつあります。

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vuke(ブーケ)のプリン [お店]

素材にこだわったプリンをいただきました。

http://vuke.jp/

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vuke pudding(ブーケプリン)とGreen tea(抹茶)です。

ベーシックなブーケプリンは今風のとろっとして(しすぎなほど)濃厚でバニラの香りが鼻に抜けます。

抹茶のプリンは口に含んだとたん抹茶の香りが広がります。美味しいっす、これ。

ご馳走様でした。

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ヴァローナのチョコレート [お店]

フランスのチョコレートです。お土産でいただきました。

https://www.valrhona.co.jp/

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カカオ85%と70%なんですが、特に85%はただ苦いだけでなく口の中で溶けたときのカカオの風味がずっと残ります。
すごく美味しいです。

ご馳走様でした。


オンラインショップの他に、明治屋の一部の店舗で扱っているそうです。
https://boutique.valrhona.co.jp/shoplist/

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星野源さん「そして生活はつづく」 [本☆]


そして生活はつづく (文春文庫)

そして生活はつづく (文春文庫)

  • 作者: 星野 源
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2013/01/04
  • メディア: 文庫



シンガーソングライターに俳優に文筆業にとマルチな才能を発揮している星野源さんのエッセイです。

俳優で音楽家、星野源はじめてのエッセイ集
携帯電話の料金を払い忘れても、部屋が荒れ放題でも、人付き合いが苦手でも、誰にでも朝日は昇り、何があっても生活はつづいていく。ならば、そんな素晴らしくない日常を、つまらない生活をおもしろがろう! 音楽家で俳優の星野源、初めてのエッセイ集。俳優・きたろうとの文庫版特別対談「く…そして生活はつづく」も収録。
(出版社HPより)

『逃げ恥』で知って、アルバムを聴いて、『おげんさんといっしょ』を見て、どんな人なんだろうと思って手に取ってみたのですが…。
くだらな過ぎる。

エッセイの内容は自然体で日々の細々としたことを書いているのですが、下ネタばかりで正直引いてしまいました。これは合わないなー。

歌のほうを楽しみます。

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TOKYO豚骨BASEのラーメン [お店]

JR東日本の駅ナカにある一風堂プロデュースのラーメン店です。
品川、海浜幕張、大船、赤羽などあります。
https://www.nre.co.jp/shop/tabid/221/brnid/11/Default.aspx

白 タンメン野菜はベーシックな豚骨ラーメンです。
一風堂のよりもスープが薄めなような気がします。
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赤 タンメン野菜は味噌ベースの唐辛子と山椒の入った麻辣系です。辛さが選べます。
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紅生姜や辛子高菜などトッピングもあります。

白と赤の他に醤油とんこつの「黒」がありました。

駅ナカなのでさっと寄って、さっと食べられる手軽さがいいですね。

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北山 猛邦さん「『アリス・ミラー城』殺人事件」 [本☆☆]


『アリス・ミラー城』殺人事件 (講談社文庫)

『アリス・ミラー城』殺人事件 (講談社文庫)

  • 作者: 北山 猛邦
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/10/15
  • メディア: 文庫



「城シリーズ」第3作です。
巧妙に仕掛けられた叙述トリックです。
犯人が明らかになったシーンで思わず読み返してしまいました。

あなたはチェスの駒になるか?プレイヤーになるか?
「著者の個性的な創作姿勢とこれからの活躍から、既に目が離せなくなっている」――千街晶之
鏡の向こうに足を踏み入れた途端、チェス盤のような空間に入り込む――『鏡の国のアリス』の世界を思わせる「アリス・ミラー城」。ここに集まった探偵たちが、チェスの駒のように次々と殺されていく。誰が、なぜ、どうやって?全てが信じられなくなる恐怖を超えられるのは……。古典名作に挑むミステリ。
(出版社HPより)

江利ヵ島に集められた探偵たち。彼らを招待したルディ、使用人の堂戸ら10人。
探偵たちは1週間のうちに「アリス・ミラー」なるものを探すために呼ばれました。

しかし、遊戯室のチェス盤に置かれた駒が消えるたびに探偵が殺害されていきます。

犯人は誰か。探偵たちが集められた理由はなにか。


叙述トリックはやや「ひっかけ」のようなところもあります。種明かしをされれば納得するものではありますが…自分の読解力のなさゆえです。

密室トリックも本来の目的がなければまだるっこしい手順ではあります。

積極的に密室の謎を解こうとしないなど探偵たちがユニークで面白かったです。ただ、ほったらかしではなく、他のキャラクターがああでもないこうでもないと謎解きに挑戦するので楽しみはあります。

それ以外にも扉が増えたり、アリス(不思議の国のアリス)が逆さまに歩いたり、人形が動いたりとあらゆるミステリ要素をぶちこんでいます。

読み応えのある作品でした。

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